9月30日       マルボルク城   (Malbork Castle)
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ポーランドの古都、グダニスク(Gdansk)から車で約1時間。

煉瓦造りの巨大な城がヴィスワ川(Vistula)河畔に現れる。その名もマルボルク城。

13世紀に建てられたドイツ騎士団(Teutonic Order)ゆかりのこの城は、今も威風堂々。

この地方は、中世の時代にプロイセン(Prussia)と呼ばれ、激しい戦場となった場所。

ドイツ騎士団は、かつて十字軍に参加した修道士たちの武装集団であった。

彼らは、聖地エルサレム巡礼者の保護を目的として結成され、十字軍の中核として活躍。

ドイツ騎士団はその後、バルト海沿岸の異教の地プロイセンへ進出した。

先住民のプロイセン人たちは多神教的な信仰を持っていた。

そのため、異教徒を改宗させる使命を帯びたドイツ騎士団の恰好の標的となった。

1274年、騎士団は活動拠点としてマルボルク城を築き、プロセインのキリスト教化を開始。
その後プロセインは、ドイツ騎士団領となり、プロイセン人たちも徐々に改宗していった。

1410年、勢力拡張を図ったドイツ騎士団は、隣国のリトアニアに侵攻した。
以降、ドイツ騎士団とリトアニアとポーランド連合軍との戦争状態が継続することになる。

1457年、ドイツ騎士団の敗退により、騎士団領はポーランド王国の支配下となった。
マルボルク城も明け渡され、ポーランド王の居城となる。

第二次世界大戦では、ドイツ軍の砲撃で、マルボルク城は破壊されてしまう。
だが戦後、ポーランド人たちの努力によって、往時のままの姿に復元された。

現在は博物館として公開され、当時の武具や食器類、工芸品などが展示されている。
城壁に沿って、ぐるりと遊歩道が設けられており、ゆっくりと散策も楽しめる。

(Castle of the Teutonic Order in Malbork, Poland)


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