バリー・フィッツジェラルド(Barry Fitzgerald)

生年月日 : 1888/03/10
出身地 : アイルランド/ダブリン
没年 : 1961/01/14

1929年、アルフレッド・ヒッチコック監督の「ジュノーと孔雀」で映画デビュー。

1935年、ジョン・フォード監督の招きで、兄の俳優アーサー・シールズと共に渡米。

以後「鍬と星 1936」「四人の復讐 1938」「果てなき航路 1940」「わが谷は緑なりき 1941」
など、性格俳優としてその渋い芸を買われ、ジョン・フォード監督の数多くの名作に出演した。

1944年、レオ・マッケリー監督の「我が道を往く」では、ビング・クロスビーとダブル主演となり、
映画も大ヒット。フィッツジェラルドはアカデミー助演男優賞を獲得した。





代表作品

      そして誰もいなくなった(And Then There Were None)1945年(米)

絶海の孤島に建つ壮大な館に見ず知らずの八名の男女が招待された。なかなか姿を見せぬ主人に
苛立ちながらも夕食の席についたそのとき、彼らの過去の罪を告発する声が聞こえてくる。

英国の推理小説家・アガサ・クリスティの同名小説の映画化。物語は、孤島に集められた客と
使用人の十名が「十人のインディアン」という童謡になぞらえて、ひとりずつ殺されていく。

自分たちの中に犯人がいるのではないかと疑いだし、人が減るほどに疑心暗鬼になってゆく
登場人物たちの姿が、サスペンス感を一層盛り上げている。

(監督)ルネ・クレール(Rene Clair)(出演)バリー・フィッツジェラルド(Barry Fitzgerald)
ウォルター・ヒューストン(Walter Huston)ジューン・デュプレ(June Duprez)
 
       

ジュノーと孔雀(Juno and the Paycock)1929年
鍬と星(The Plough and the Stars)1936年
干潮(Ebb Tide)1937年
赤ちゃん教育(Bringing Up Baby)1938年
四人の復讐(Four Men and a Prayer)1938年
マリー・アントアネットの生涯(Marie Antoinette)1938年
突撃爆撃隊(The Dawn Patrol)1938年
暗黒街に明日はない(The Saint Strikes Back)1939年
恐るべき告白(Full Confession)1939年
果てなき航路(The Long Voyage Home)1940年
海の狼(The Sea Wolf)1941年
わが谷は緑なりき(How Green Was My Valley)1941年
ターザンの黄金(Tarzan's Secret Treasure)1941年
海を渡る歌(The Amazing Mrs. Holliday)1943年
駆潜艇 K-225(Corvette K-225)1943年
我が道を往く(Going My Way)1944年(アカデミー助演男優賞)
孤独な心(None But the Lonely Heart)1944年
そして誰もいなくなった(And Then There Were None)1945年
最後の地獄船(Two Years Before the Mast)1946年
カリフォルニア(California)1947年
パンと娘と馬の鼻(Easy Come, Easy Go)1947年
楽し我が道(Welcome Stranger)1947年
裸の町(The Naked City)1948年
風変りな恋(Miss Tatlock's Millions)1948年
歌う捕物帖(Top o' the Morning)1949年
シービスケット物語(The Story of Seabiscuit)1949年
シルバー・シティ(Silver City)1951年
静かなる男(The Quiet Man)1952年