バルトロメオ・パガーノ(Bartolomeo Pagano)
生年月日 : 1878/09/27
出身地 : イタリア/ジェノバ
没年 : 1947/06/24
ジェノバ港で港湾労働者として働いていたところ、イタラ映画社(Itala Film)にスカウトされ俳優に転身。
1914年、ジョヴァンニ・パストローネ監督の長編史劇「カビリア」で映画デビュー。
ヒロインの少女カビリアを守る怪力男マチステを演じ、一躍国民的ヒーローになる。
映画は国外でも大ヒットを記録し、その後も「マチステの復讐 1921」「マチステの皇帝 1924」
「マチステの地獄征伐 1925」など、次々とマチステ映画に主演した。
代表作品
カビリア(Cabiria)1914年(伊) 古代ローマ・シチリア島に住む少女カビリアは、エトナ山噴火の混乱で両親と離ればなれになる。 彼女は、フェニキア人の海賊に捕らえられ、海を挟んだ敵国カルタゴに奴隷として売られてしまう。 そしてカルタゴの邪神モレクへの生贄になる寸前、敵情視察中のローマの巨漢マチステに救われる。 「ポンペイ最後の日 1908年」「クォ・ヴァヂス 1913」と並ぶ、草創期のイタリア史劇スペクタル。 これらは古代コロッセオの時代から、伝統的に上演されたハンニバルやスパルタクスの物語といった スペクタルを享受してきたイタリア人の国民性から生まれた作品であった。 とりわけ本作「カビリア」は、大掛かりなセットと斬新な撮影技術の点で、当時ようやく勃興を始めた ハリウッド映画に大きな影響を与えた。 (監督)ジョヴァンニ・パストローネ(Giovanni Pastrone) (出演)リディア・クァランタ(Lidia Quaranta)バルトロメオ・パガーノ(Bartolomeo Pagano) |
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カビリア(Cabiria)1914年
戦士(The Warrior)1916年
警官マチステ(Maciste the Policeman)1918年
アスリートのマチステ(Maciste the Athlete)1918年
休暇中のマチステ(Maciste on Vacation)1921年
マチステの復讐(The Revenge of Maciste)1921年
マチステと銀の王の娘(Maciste and the Silver King's Daughter)1922年
マチステとジャワ人(Maciste and the Javanese)1922年
マチステとチャイニーズチェスト(Maciste and the Chinese Chest)1923年
マチステと囚人51(Maciste and Prisoner 51)1923年
マチステの皇帝 (Emperor Maciste)1924年
マチステのアメリカ人甥(Maciste's American Nephew)1924年
マチステの地獄征伐(Maciste in Hell)1925年
シェイクに対するマチステ(Maciste against the Sheik)1926年
ライオンの檻の中のマチステ(Maciste in the Lion's Cage)1926年
ドロミテの巨人(The Giant of the Dolomites)1927年
モンテニジオの馭者(The Courier of Moncenisio)1927年
最後の皇帝(The Last Tsars)1928年
ジュディスとホロフェルネス(Judith and Holofernes)1929年