ブリギッテ・ヘルム(Brigitte Helm)
生年月日 : 1906/03/17
出身地 : ドイツ/ベルリン
没年 : 1996/06/11
中学卒業後、学生劇に参加している時、フリッツ・ラング監督の目にとまり、
1927年、SFサイレント映画「メトロポリス」のヒロイン・マリア役で映画デビュー。
「メトロポリス」では、石膏像のような端正な美貌と妖艶な肢体が注目され、
21歳の若さでたちまちドイツのナンバーワン女優になった。
その後も「アトランティード 1932」「ヴァレンシアの星 1933」「さらば美しき日々 1933」
など、次々と話題作に出演したが、1935年、結婚を機に引退してしまった。
代表作品
メトロポリス(Metropolis)1927年(独) 2026年、無数のビルが立ち並ぶ近代都市メトロポリス。資本家たちは地上で享楽的生活を送っていたが、 地下の大工場では労働者が重労働にあえいでいた。彼らは人間らしい生活を求めてストライキを計画する。 一方、資本家たちは人造人間を操り、ストライキを阻止しようとするのだが…。 映画は、資本主義が行き着く先の極度の格差社会を強烈に描いている。富が一部の権力者に集中し、 大多数の労働者は、搾取と収奪をされる側として存在している。 これは今、我々が目撃している現実の世界の姿ではないだろうか。1927年に公開された映画だが、 描かれる世界観は、正に近未来の有様を予見していたかのようだ。その先見性には驚くしかない。 (監督)フリッツ・ラング(Fritz Lang)(出演)ブリギッテ・ヘルム(Brigitte Helm) アルフレート・アーベル(Alfred Abel)グスタフ・フレーリッヒ(Gustav Frohlich) |
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メトロポリス(Metropolis)1927年
懐かしの巴里(Die Liebe der Jeanne Ney)1927年
金(L'Argent)1928年
怪船ヨシワラ号(Die Yacht der sieben Sunden)1928年
妖花アラウネ(Alraune)1928年
ニーナ・ペトロヴナ(Die wunderbare Luge der Nina Petrowna)1929年
悪魔の寵児(Manolescu - Der Konig der Hochstapler)1929年
南の哀愁(Die singende Stadt)1930年
グロリア(Gloria)1931年
愛国者(Im Geheimdienst)1931年
蒼きドナウの流れ(The Blue Danube)1932年
偽むらさき(Die Grafin von Monte-Christo)1932年
アトランティード(Die Herrin von Atlantis/L' Atlantide)1932年
ヴァレンシアの星(The Star of Valencia)1933年
さらば美しき日々(Adieu les beaux jours)1933年
真紅の恋(Spione am Werk)1933年
コスモポリス(Gold)1934年