カロル・バッティスティ(Carlo Battisti)
生年月日 : 1882/10/10
出身地 : イタリア/トレント
没年 : 1977/03/06
1882年、オーストリア・ハンガリー帝国のトレント(現在のイタリア・アディジェ州トレント)に生まれる。
ウィーン大学で言語学を学び、1920年、フィレンツェ大学の言語学教授となった。
生涯を通じて、音声学からイタリア方言学まで、幅広い言語学的テーマについて数多くの著書や論文を出版した。
1952年に出演した、ヴィットリオ・デ・シーカ監督の「ウンベルト・D」は、俳優として最初で最後の作品となった。
代表作品
ウンベルトD(Umberto D.)1952年(伊) 独り暮らしの老人ウンベルト。家賃は値上げとなるが、年金は上がらず、彼は金策に奔走する。 だが、現実を変えることはできず、愛犬とともに列車に飛び込もうとする…。 戦争も、不景気による国の政策も、いつも弱者にしわ寄せがいく。主人公ウンベルトは元公務員。 国に尽くしたにもかかわらず、悲惨な老後を送る姿を描くことで、社会に鋭い批判を加えている。 タイトルは、彼が、数多くのウンベルトたちの一人であることを示している。 (監督)ヴィットリオ・デ・シーカ(Vittorio De Sica) (出演)カロル・バッティスティ(Carlo Battisti)マリア・ピア・カジリオ(Maria-Pia Casilio) |
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ウンベルトD(Umberto D.)1952年