マルタ・エゲルト(Marta Eggerth)
生年月日 : 1912/04/17
出身地 : ハンガリー/ブダペスト
没年 : 2013/12/26
1931年、オペレッタの歌手として、ウィーンのヨハン・シュトラウス劇場に出演中、
リヒャルト・アイヒベルグ監督に請われて「向こう見ずの男」で映画デビュー。
1933年、ウィリー・フォルスト監督の「未完成交響楽」のヒロインに抜擢、
生来の美しさと美声で華やかな人気を一身に集めた。
1934年「歌へ今宵を」で共演したポーランド出身のテノール歌手ヤン・キープラと1936年に結婚。
1938年、オーストリアがドイツに併合されたのを機に、キープラと共に渡米。
ジュディ・ガーランドと共演して歌うなど、ハリウッド映画にも出演して活躍した。
代表作品
未完成交響楽(Leise flehen meine Lieder)1933年(オーストリア) ウィーンの小学校教師シューベルトは、身は貧しく質屋通いに愛用のギターを手離すほどだった。 質屋の娘エミーは、この若い教師に好意を寄せ、規定以上の金にゲーテの詩集を添えて渡した。 シューベルトはゲーテの詩に感興の泉を見出し、算術の時間である事も忘れて、教室の黒板に美しい 歌を書き上げるのだった。やがてこの貧しく若いシューベルトにも世に出る機会がやって来た。 楽聖シューベルトの若き日の悲恋物語。ウィーン生まれの舞台俳優ハンス・ヤーライをシューベルトに 仕立て、ヒロインには、ハンガリー生まれのソプラノ歌手マルタ・エゲルトが起用された。 ウィーン・フィルによる名曲の数々をバックに繰り広げられる悲恋劇は、このうえなく切なく美しい。 (監督)ヴィリ・フォルスト(Willi Forst) (出演)ハンス・ヤーライ(Hans Jaray)マルタ・エゲルト(Martha Eggerth) |
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向こう見ずの男(Der Draufgänger)1931年
グランドホテルでの一夜(A Night at the Grand Hotel)1931年
昔ワルツありき(Once There Was a Waltz)1932年
カイザーワルツ(The Emperor's Waltz)1933年
未完成交響楽(Leise flehen meine Lieder)1933年
歌へ今宵を(Mein Herz ruft nach dir)1934年
チャルダス姫(Die Czardasfürstin)1934年
夜の鶯(Ihr größter Erfolg)1935年
おもかげ(Casta Diva)1935年
ハンガリア夜曲(Die ganze Welt dreht sich um Liebe)1935年
思ひ出の曲(Das Hofkonzert)1936年
フォー・ミー・アンド・マイ・ギャル(For Me and My Gal)1942年
リリーマーズのプレゼンス(Presenting Lily Mars)1943年