セルゲイ・エイゼンシュテイン(Sergejs Eizensteins)
生年月日 : 1898/01/10
出身地 : ラトビア/リガ
没年 : 1948/02/11
ソ連の映画監督。サンクト・ペテルブルグの土木専門学校で建築を学び、
1920年、モスクワの労働者劇場で演出家として活躍。
1924年、革命前の労働者のストライキとその弾圧を描いた第1回監督作品「ストライキ」を発表。
1925年、水兵の反乱を題材とした作品「戦艦ポチョムキン」を発表。力強い構図、断片的モンタージュ、
革命への視覚的メッセージ、ダイナミックな演出などを特徴とするこの作品は、国際的な関心を呼んだ。
トーキー時代になって「アレクサンドル・ネフスキー 1938」 「イワン雷帝 2部作 1944、1946」を発表。
すぐれた映画理論、その博識と多大な情熱によって映画史上の巨人とみなされている。
代表作品
戦艦ポチョムキン(Battleship Potemkin)1925年(ソ連) 日露戦争末期の1905年6月、ロシア海軍の誇る最強の戦艦ポチョムキン号上で、水兵による反乱が勃発した。 反乱の発端は、ボルシチに入れる肉が腐ってウジ虫がわいているのを、水兵が発見したからだ。 腹が減っては戦ができぬというように、兵士にろくな食糧も配給できなかったロシア軍は、この年の9月、 日露戦争に敗退する。引き続き兵士たちの不満は、革命の気運となってロシアを席巻するのである。 人類の歴史上、食べ物が原因で革命や戦争に発展した例は、フランス革命など枚挙にいとまがない。 本作は、食べ物の恨みが歴史を動かすという、人間の食に対する執着を描き上げた傑作である。 (監督・出演)セルゲイ・エイゼンシュテイン(Sergejs Eizensteins) (出演)アレクサンドル・アントノフ(Aleksandr Antonov)ウラジミール・バルスキー(Vladimir Barksy) |
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ストライキ(Strike)1924年
戦艦ポチョムキン(Battleship Potemkin)1925年
十月(October)1928年
全線(The General Line)1929年。
アレクサンドル・ネフスキー(Alexander Nevsky)1938年
イワン雷帝・第1部(Ivan the Terrible, Part I)1944年
イワン雷帝・第2部(Ivan the Terrible, Part II)1946年