
タチアナ・ドルビッチ(Tatyana Drubich)
生年月日 : 1960/06/07
出身地 : ロシア/モスクワ
1972年、インナ・トゥマニャン監督の冒険映画「第15の春」で映画デビュー。
1974年、セルゲイ・ソロビョフ監督の「想い出の夏」に出演、映画はヒットし一躍注目される。
1987年、スタニスラフ・ゴヴォルーヒン監督の「そして誰もいなくなった」に出演。
「そして誰もいなくなった」では、秘書・家庭教師を職業とする女性ヴェラ・クレイソーンを演じた。
映画は大ヒットし、多くの批評家から、アガサ・クリスティ作品の世界最高の映画化と評価された。
その後も「アッサ 1987」「黒薔薇は悲しみの象徴 1989」など、多くの名作に出演。
1996年「こんにちは、愚か者!」で、ロシア映画のアカデミー賞であるニカ賞主演女優賞を受賞した。
代表作品
| そして誰もいなくなった(And Then There Were None)1987年(ソ連) イギリス・デヴォン州の「黒人島」に年齢も職業も異なる八人の男女が招かれた。 島では二人の召使いが出迎えたが、招待主であるオーエン夫妻は到着していなかった。 悪天候で本土との連絡が途絶える中、十人に奇妙な事件が襲いかかる。 誰もいなくなってしまうと、謎解きをする人物もいなくなる。そのため原作を改変して、 最後に一人だけ生き残ったり、謎解きをする探偵が登場したりする作品も過去にあった。 本作は原作通り、犯人も含め、最後は誰もいなくなるのが、最大の見せ場となっている。 この点で、歴史に残る古典的名作に、十分な敬意が払われた良質なドラマといえる。 ロケ地となったクリミア半島黒海沿岸のスワローズ・ネスト宮殿(Swallow's Nest)は、 きわめて豪奢。調度品も美しく、ほかの映像作品にない雰囲気がある。 (監督)スタニスラフ・ゴヴォルーヒン(Stanislav Govorukhin) (出演)ウラジーミル・ゼルディン(Vladimir Zeldin)タチアナ・ドルビッチ(Tatyana Drubich) |
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第15の春(Pyatnadtsataya vesna)1972年
想い出の夏(Sto dney posle detstva)1974年
そして誰もいなくなった(And Then There Were None)1987年
アッサ(Assa)1987年
ブラックモンク(The Black Monk)1988年
黒薔薇は悲しみの象徴(Black Rose Is an Emblem of Sorrow)1989年
こんにちは、愚か者!(Hello, Fools!)1996年
モスクワ(Moscow)2000年
アンナ・カレーニナ(Anna Karenina)2009年
リタの最後の物語(Poslednyaya skazka Rity)2012年