国名 バチカン市国
英語 Vatican
首都 なし
独立年 -
主要言語 ラテン語、仏語、イタリア語
面積 (千Km2) 0.44平方キロ
人口 (百万人) 約800人
通貨単位 ユーロ
宗教 キリスト教 (カトリック)
主要産業  聖書等の出版、切手の販売、美術館の入場料収入 





サン・ピエトロ大聖堂(San Pietro)
旧バシリカと呼ばれる旧聖堂は、360年頃、コンスタンチヌス帝により聖ペテロの墓所に建立され、五廊式十字プランのバシリカ建築であった。
ルネサンス期に教皇ニコラウス5世が改築計画を立てたが、現在の聖堂は 16世紀教皇ユリウス2世の改築計画に始る。

ブラマンテ、ラファエロ、A.サンガロ (1483~1546) を経て、1547年、ミケランジェロが設計、建造に従事した。
内部はルネサンスとバロック美術のみごとな作品で埋り、なかでもミケランジェロの「ピエタ」は有名である。






歴史

754年のピピンの寄進により法王領が成立、中世には広大な領域となったが、法王のバビロン捕囚 (1309-1377) の間に荒廃。

1377年、法王グレゴリウス11世のとき、捕囚先のアヴィニョンからバチカンに戻った。
イタリア統一に際して、イタリア王国軍が、法王の支配下にあったローマ市を軍事的に占領(1870年)、首都としたため、法王庁はイタリア政府と対立を続けていたが、1929年、ラテラノ条約によって和解が成立し、バチカン市国が誕生した。

同条約はカステルガンドルフォにあるバチカン宮殿、ラテラノ大聖堂、サンタ・マリア・マジョーレ聖堂、サン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ聖堂、いくつかの省など、イタリア国内に散在するバチカンの不動産に治外法権または公用徴収免除、免税の特権を与えている。


バチカン市国は、イタリア、ローマにあるローマ法王領。カトリックの大本山であり、世界最小の独立国である。
テベレ川西岸に近く、サンピエトロ広場を除いて古い城壁に囲まれている。

バチカン市国は、法王を主権者とし、立法、司法、行政組織をもち、諸外国と外交関係がある。
日本はバチカンと 1932年外交関係を樹立、現在は大使を交換している。貨幣、切手を発行し、29ヵ国語による放送を行ない、日刊紙「ロッセルバトレ・ロマノ」を出している。

人口の大部分は法王庁で働く聖職者で、庁内の職務を去る場合には元の国籍に戻る。
市国内にはサン・ピエトロ大聖堂、システィナ礼拝堂、博物館、図書館、庭園などがある。

図書館、博物館は古文書、古美術の宝庫であり、建築物も含めて、ラファエロ、ミケランジェロ、アンジェリコ、カラバッジオらルネサンス期の巨匠の優れた美術作品が多い。
1984年、市国全体が世界遺産の文化遺産に登録された。