宝田明 (たからだあきら)

1934年(昭和9年)4月29日朝鮮清津生まれ。豊島高卒。

1954年(昭和29年)ニューフェイスで東宝入りし、怪獣映画の第一弾「ゴジラ」に主演して存在をアピール。
以後、甘いハンサムぶりを遺憾なく発揮してメロドラマの主人公をはじめ、あらゆるジャンルの作品に出演。

1961年(昭和36年)香港のスター女優・尤敏(ユーミン)と共演した「香港の夜」が大ヒット。
宝田明の名は、アジア各地で鳴り響いた。

また歌がうたえるという強みを活かし、舞台ミュージカルにも挑戦。
1964年(昭和39年)「アニーよ銃をとれ」に主演して成功し、二枚目ミュージカルスターとしても活躍した。

私生活では、1966年(昭和41年)日本人初のミス・ユニバース児島明子と結婚。
二男一女をもうけたが、1984年(昭和59年)に離婚。

2018年(平成30年)ゴジラの思い出など、自身の役者人生を綴った「銀幕に愛をこめて」(筑摩書房)を出版。








代表作品

東宝「
ゴジラ」(宝田明、河内桃子、志村喬、平田昭彦、高堂国典、菅井きん)1954年(昭和29年)
東宝「獣人雪男」(宝田明、河内桃子、笠原健司、中村伸郎)1955年(昭和30年)

東宝「青い山脈」(久保明、雪村いづみ、宝田明、司葉子、淡路恵子、草笛光子、志村喬)1957年(昭和32年)
東宝「大当り三色娘」(美空ひばり、江利チエミ、雪村いづみ、宝田明)1957年(昭和32年)

東宝「美貌の都」(淡路恵子、司葉子、宝田明、浪花千栄子、小林桂樹)1957年(昭和32年)
東宝「サラリーマン出世太閤記」(小林桂樹、宝田明、加東大介、団令子、白川由美、安西郷子)1957年(昭和32年)

東宝「愛情の都」(司葉子、宝田明、草笛光子、小泉博、淡路恵子)1958年(昭和33年)
東宝「日本誕生」(三船敏郎、中村鴈治郎、伊豆肇、宝田明)1959年(昭和34年)

東宝「山のかなたに」(宝田明、星由里子、草笛光子、加東大介、坂本九)1960年(昭和35年)
東宝「娘・妻・母」(原節子、高峰秀子、宝田明、三益愛子、森雅之、高峰秀子)1960年(昭和35年)

東宝「香港の夜」(宝田明、司葉子、尤敏、草笛光子、木暮実千代、浜美枝、小泉博)1961年(昭和36年)
東宝「七人の敵あり」(小林桂樹、高島忠夫、藤木悠、加東大介、宝田明)1961年(昭和36年)

東宝「小早川家の秋」(中村鴈治郎、原節子、司葉子、新珠三千代、小林桂樹、森繁久彌、宝田明)1961年(昭和36年)
東宝「旅愁の都」(宝田明、星由里子、浜美枝、志村喬、淡路恵子)1962年(昭和37年)

東宝「香港の星」(宝田明、尤敏、団令子、草笛光子、小泉博、山村聡)1962年(昭和37年)
東宝「女の座」(高峰秀子、笠智衆、司葉子、星由里子、宝田明)1962年(昭和37年)

東宝「忠臣蔵 花の巻・雪の巻」(松本幸四郎、原節子、加山雄三、司葉子、三船敏郎、宝田明)1962年(昭和37年)
東宝「女の歴史」(高峰秀子、宝田明、山崎努、仲代達矢、星由里子)1963年(昭和38年)

東宝「モスラ対ゴジラ」(宝田明、星由里子、伊藤エミ、伊藤ユミ)1964年(昭和39年)
東宝「怪獣大戦争」(宝田明、ニック・アダムス、田崎潤、沢井桂子)1965年(昭和40年)

東宝「沈丁花」(京マチ子、司葉子、星由里子、杉村春子、宝田明、仲代達矢)1966年(昭和41年)
東宝「キングコングの逆襲」(ローズ・リーズン、宝田明、リンダ・ミラー、浜美枝)1967年(昭和42年)

東宝「緯度0大作戦」(ジョセフ・コットン、宝田明、岡田眞澄、リチャード・ジャッケル)1969年(昭和44年)
東宝「ミンボーの女」(宮本信子、宝田明、大滝秀治、津川雅彦、矢崎滋柳生博)1992年(平成4年)