坂上二郎(さかがみじろう) (1934-2011)

1934年(昭和9年)4月16日生まれ。 鹿児島県出身。清水中学卒。


1953年(昭和28年)NHKのど自慢コンクールで鹿児島代表となり、歌手を目指して上京。
歌手・青木光一の付き人、島倉千代子の専属司会などをつとめる。

1966年(昭和41年)萩本欽一と「コント55号」を結成。
テンポの速い動きや、「飛びます、飛びます」などのギャグで人気者となった。

その後、単独活動に重点を移し、ドラマ「ハイカラさん」「夜明けの刑事」「明日の刑事」、
映画「天城越え」「御法度」、舞台、バラエティーなど多方面の分野で活躍。

またシングル「学校の先生」(1974年)をリリースするなど歌手としても注目を集める。

2003年(平成15年)脳梗塞にたおれたが、懸命のリハビリで翌年復帰をはたした。
2011年(平成23年)3月10日死去。76歳。





                        学校の先生(坂上二郎)


  小さな町の 中学校に はじめて来たのは 春のこと

あれからいくたび 校庭に 桜の花は 咲いたろう

教えた子供は 数え切れない


生まれたときは 誰でも同じ 裸で産声 あげるのに

子供の時から それぞれに 違った道を 歩きだす

私の力じゃ どうにもできない


小さな町の 中学校に いつしか月日は 流れゆく

今年も近づく 卒業が 蛍の光に 送られて

巣立ってゆくだろう 教え子たちが


     (作詞:山上路夫、作曲:大川光久)