本田美奈子(ほんだみなこ) (1967-2005)

昭和42年(1967年)7月31日東京生まれ。堀越学園高校卒。本名、工藤美奈子。


小さい頃から歌が好きで、昭和58年(1983年)の夏、高1の時に東京・原宿で芸能プロにスカウトされ、

昭和59年(1984年)9月長崎歌謡祭でグランプリを獲得。

昭和60年(1985年)「殺意のバカンス」でアイドル歌手としてデビュー。


同年「Temptation」で日本レコード大賞新人賞を受賞、

また同年度の新人としてはただ一人、日本武道館で単独コンサートを開いた。

昭和61年(1986年)「1986年のマリリン」が大ヒット、へそ出しの衣装でも注目を集め、和製マドンナと呼ばれた。

昭和62年(1987年)「パッセンジャー〜過ぎ去りし日々」で映画初出演。






ロック色の強いパワフルな歌声が持ち味で、他に「Oneway Generation」などのヒット曲を持つ。

昭和63年(1988年)にはロックバンド“MINAKO With WILD CATS”を結成。

平成4年(1992年)ミュージカル「ミス・サイゴン」のオーディションに応募して1万5000人の中からヒロインのキム役に選ばれ、ミュージカル女優として新境地を開く。

以後、「王様と私」「屋根の上のバイオリン弾き」「レ・ミゼラブル」「クラウディア」「十二夜」「ひめゆり」など数々のミュージカル作品に出演した。

平成16年(2004年)姓名判断により芸名を「本田美奈子」に改名。

平成17年(2005年)1月急性骨髄性白血病の診断を受け、7月に一時退院したが再び病状が悪化し、11月38歳で亡くなった。



受賞歴

長崎歌謡祭グランプリ(第8回)(1984年 昭和59年)、日本歌謡大賞最優秀放送音楽新人賞(第16回)(1985年 昭和60年)「Temptation」、
日本有線大賞新人賞(第18回)(1985年 昭和60年)「Temptation」、日本レコード大賞新人賞(第27回)(1985年 昭和60年)「Temptation」、

ゴールデン・アロー賞音楽新人賞(第23回・1985年 昭60年度)(昭和61年)、ゴールデン・アロー賞グラフ賞(第24回・1986年 昭61年度)(1987年 昭和62年)、
ゴールデン・アロー賞演劇新人賞(第30回)(1993年 平成5年)「ミス・サイゴン」、日本レコード大賞特別功労賞(第47回)(2005年 平成17年)、

ゴールデン・アロー賞(芸能功労賞 第43回 2005年 平成17年度)(2006年 平成18年)、
日本ゴールドディスク大賞(クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー 第20回 2005年 平成17年度)(2006年 平成18年)「アメイジング・グレイス」


伝記

天に響く歌―歌姫・本田美奈子の人生「天国からのアンコール」〈vol.1〉

1986年(昭和61年)マリリン「天国からのアンコール」〈vol.2〉
2006年(平成18年)マリリン本田美奈子メモリアル 「天国からのアンコール」制作委員会 編