高杉早苗(たかすぎさなえ) (1918-1995)


1918年(大正7年)10月8日東京浅草生まれ。立正高女卒。本名、喜熨斗弘子(きのしひろこ)


1934年(昭和8年)、新橋ホールでダンサーをしていた時にミスコンテストで三位に入賞。

その美貌が松竹関係者の目にとまり、同年松竹入社。

同年、島津保次郎監督「隣の八重ちゃん」で主人公の妹役としてデビュー。

一躍人気女優となり、「家族会議」「朱と緑」など多数の映画に出演。

人気絶頂の1938年(昭和13年)に三代目市川段四郎と結婚して引退。


1948年(昭和23年)に映画「夜の女たち」で女優復帰。

梨園の奥方として動く傍ら、脇役として多くの映画やドラマに出演した。











代表作品

松竹「
隣の八重ちゃん」(岩田祐吉、飯田蝶子、逢初夢子、水島亮太郎、葛城文子、高杉早苗)1934年(昭和9年)
松竹「結婚興奮記」(逢初夢子、山内光、竹内良一、高杉早苗、忍節子、斎藤達雄)1934年(昭和9年)

松竹「お小夜恋姿」(田中絹代、山内光、葛城文子、宮島健一、坪内美子、野寺正一、高杉早苗)1934年(昭和9年)
松竹「春江の結婚」(坂本武、斎藤達雄、吉川満子、三宅邦子、水島亮太郎、高杉早苗)1934年(昭和9年)

松竹「恋愛修学旅行」(大日方伝、桑野通子、小藤田正一、近衛敏明、山口勇、高杉早苗)1934年(昭和9年)
松竹「大学の若旦那・日本晴れ」(坂本武、三宅邦子、栗島すみ子、高杉早苗、桑野通子)1934年(昭和9年)

松竹「接吻十字路」(岡田嘉子、徳大寺伸、高杉早苗、山内光、江川宇礼雄)1935年(昭和10年)
松竹「東京の英雄」(岩田祐吉、吉川満子、藤井貢、桑野通子、高杉早苗)1935年(昭和10年)

松竹「左うちわ」(斎藤達雄、高杉早苗、大日方伝)1935年(昭和10年)
松竹「母の恋文」(小林十九二、吉川満子、高杉早苗、突貫小僧、坪内美子)1935年(昭和10年)

松竹「若旦那 春爛漫」(近衛敏明、高杉早苗、坂本武、吉川満子、桑野通子、水戸光子)1935年(昭和10年)
松竹「双心臓」(上原謙、川崎弘子、高杉早苗、吉川満子、近衛敏明、桑野通子)1935年(昭和10年)

松竹「あこがれ」(高杉早苗、佐分利信、忍節子、小林十九二)1935年(昭和10年)
松竹「永久の愛 前篇」(藤野秀夫、葛城文子、田中絹代、高杉早苗、上原謙、岡田嘉子)1935年(昭和10年)

松竹「永久の愛 後篇」(藤野秀夫、葛城文子、田中絹代、高杉早苗、上原謙、岡田嘉子)1935年(昭和10年)
松竹「恋愛豪華版」(上原謙、斎藤達雄、高杉早苗、桑野通子)1935年(昭和10年)

松竹「彼女は嫌いとひいました」(斎藤達雄、桑野通子、高杉早苗)1935年(昭和10年)
松竹「春よ心あらば」(川崎弘子、高杉早苗、園田豊、岩田祐吉)1935年(昭和10年)

松竹「母の面影」(徳大寺伸、高杉早苗、三宅邦子、八雲恵美子、藤野秀夫)1936年(昭和11年)
松竹「大学よいとこ」(近衛敏明、笠智衆、小林十九二、大山健二、池部鶴彦、日下部章、高杉早苗)1936年(昭和11年)

松竹「家族会議」(佐分利信、高田浩吉、志賀靖郎、藤野秀夫、水島亮太郎、高杉早苗、桑野通子)1936年(昭和11年)
松竹「素晴らしき空想」(高田浩吉、斎藤達雄、高杉早苗、小桜葉子)1936年(昭和11年)

松竹「入婿合戦」(徳大寺伸、大山健二、高杉早苗、川崎弘子、若水絹子)1936年(昭和11年)
松竹「密漁の夜」(川崎弘子、高杉早苗、徳大寺伸、佐野周二、河村黎吉)1936年(昭和11年)

松竹「男性対女性」(田中絹代、佐分利信、上原謙、桑野通子、高杉早苗、磯野秋雄、大塚君代)1936年(昭和11年)
松竹「わが母の書」(田中絹代、川崎弘子、高杉早苗、桑野通子、上原謙、佐分利信、佐野周二)1936年(昭和11年)

松竹「丸髷混線記」(佐分利信、高杉早苗、坂本武、飯田蝶子、川崎弘子)1936年(昭和11年)
松竹「花嫁かるた」(上原謙、桑野通子、水島亮太郎、岡村文子、高杉早苗、水戸光子、高峰秀子)1937年(昭和12年)

松竹「荒城の月」(佐野周二、佐分利信、高杉早苗、高峰三枝子、水戸光子)1937年(昭和12年)
松竹「朱と緑 朱の巻」(高杉早苗、上原謙、高峰三枝子、佐分利信)1937年(昭和12年)

松竹「朱と緑 緑の巻」(高杉早苗、上原謙、高峰三枝子、佐分利信)1937年(昭和12年)
松竹「若葉の夢」(川崎弘子、吉川満子、佐野周二、高杉早苗)1937年(昭和12年)

松竹「娘よ何故さからふか」(佐野周二、高杉早苗、河村黎吉、阿部正三郎)1937年(昭和12年)
松竹「噛みついた花嫁」(上原謙、高杉早苗、東山光子、斎藤達雄、河村黎吉、水島亮太郎)1938年(昭和13年)

松竹「風の女王」(高杉早苗、佐野周二、森川まさみ、三宅邦子、笠智衆)1938年(昭和13年)
松竹「
螢の光」(桑野通子、高杉早苗、高峰三枝子、東山光子、夏川大二郎、小林十九二)1938年(昭和13年)

松竹「愛より愛へ」(佐野周二、高杉早苗、高峰三枝子、水島亮太郎、河村黎吉、坂本武、葛城文子)1938年(昭和13年)
松竹「国民の誓」(ゼップ・リスト、佐野周二、高杉早苗、広瀬徹、槇芙佐子)1938年(昭和13年)

松竹「彼女は何を覚えたか」(佐野周二、大山健二、高杉早苗、東山光子)1938年(昭和13年)
松竹「愛染かつら、後篇」(上原謙、田中絹代、佐分利信、高杉早苗、斎藤達雄)1938年(昭和13年)

松竹「家庭日記」(佐分利信、高杉早苗、上原謙、桑野通子、三宅邦子、藤野秀夫、大山健二) 1938年(昭和13年)
松竹「夜の女たち」(田中絹代、高杉早苗、角田富江、永田光男、村田宏寿)1948年(昭和23年)

東宝「結婚三銃士」(上原謙、高杉早苗、笠置シヅ子、森赫子、清川虹子、若原春江)1949年(昭和24年)
東宝「夢よもういちど」(上原謙、高杉早苗、山根寿子、堀雄二、花柳喜章、汐見洋、清川玉枝)1949年(昭和24年)

松竹「
朱唇いまだ消えず」(高杉早苗、佐分利信、久我美子、佐田啓二)1949年(昭和24年)
新東宝「宗方姉妹」(田中絹代、高峰秀子、山村聡、上原謙、笠智衆、高杉早苗)1950年(昭和25年)

東宝「処女宝」(上原謙、高峰秀子、山村聡、高杉早苗、宮川玲子、吉川満子、田中春男)1950年(昭和25年)
東宝「恋しかるらん」(高杉早苗、龍崎一郎、折原啓子、伊沢一郎、逢初夢子、山村聡)1950年(昭和25年)

東宝「結婚行進曲」(上原謙、山根寿子、杉葉子、伊豆肇、高杉早苗)1951年(昭和26年)
松竹「男の哀愁」(鶴田浩二、高杉早苗、高橋貞二、桂木洋子、徳大寺伸、幾野道子)1951年(昭和26年)

東宝「やぐら太鼓」(二本柳寛、高杉早苗、伊豆肇、杉葉子、渡辺篤、千代の山、羽黒山、照国)1952年(昭和27年)
松竹「娘はかく抗議する」(井川邦子、大木実、紙京子、市川春代、桂木洋子、高杉早苗、高橋貞二)1952年(昭和27年)

東宝「丘は花ざかり」(木暮実千代、高杉早苗、池部良、杉葉子、上原謙、山村聡、志村喬、沢村貞子)1952年(昭和27年)
東映「人生劇場 第一部」(佐分利信、高峰三枝子、月形龍之介、片岡千恵蔵、島崎雪子、高杉早苗)1952年(昭和27年)

東映「人生劇場 第二部」(佐分利信、高峰三枝子、月形龍之介、片岡千恵蔵、島崎雪子、高杉早苗)1953年(昭和28年)
新東宝「広場の孤独」(佐分利信、津島恵子、菅佐原英一、高杉早苗、千田是也)1953年(昭和28年)

東映「旗本退屈男 八百八町罷り通る」(市川右太衛門、乙羽信子、高杉早苗、川路竜子、嵯峨美智子)1953年(昭和28年)
東宝「妻」(上原謙、高峰三枝子、丹阿弥谷津子、高杉早苗、新珠三千代、三国連太郎)1953年(昭和28年)

松竹「日本の悲劇」(望月優子、桂木洋子、田浦正巳、上原謙、高杉早苗、高橋貞二、佐田啓二)1953年(昭和28年)
東宝「若い瞳」(斎藤達雄、清川玉枝、八千草薫、英百合子、太刀川洋一、高杉早苗)1954年(昭和29年)

日活「泥だらけの青春」(三国連太郎、乙羽信子、高杉早苗、山内明、石黒達也)1954年(昭和29年)
日活「愛と死の谷間」(津島恵子、乙羽信子、芥川比呂志、宇野重吉、木村功、伊藤雄之助、高杉早苗)1954年(昭和29年)

近代映画「狼」(乙羽信子、高杉早苗、殿山泰司、浜村純、菅井一郎)1955年(昭和30年)
日活「斜陽のおもかげ」(吉永小百合、新珠三千代、岸田森、芦田伸介、高杉早苗)1967年(昭和42年)

東宝「妻と女の間」(三田佳子、大空真弓、酒井和歌子、仁科明子、梶芽衣子、田村高広、高杉早苗)1976年(昭和51年)
松竹「オレンジロード急行」(嵐寛寿郎、岡田嘉子、森本レオ、中島ゆたか、小倉一郎、早乙女愛、高杉早苗)1978年(昭和53年)