国名 バーレーン王国  
英語 Kingdom of Bahrain
首都 マナーマ(Manama)
独立年 1971年8月(イギリス)
主要言語 アラビア語、英語
面積 665km2
人口 141万0942人(2017年推計)
通貨単位 バーレーン・ディナール(BHD)
宗教 イスラム教80%
主要産業 石油、アルミニウム、機械




地理

ペルシア湾の入り海バーレーン湾にある大小あわせて 30以上の島々からなる国。
東のカタールと西のサウジアラビアに挟まれる。

湿度は高いが降水は乏しく、ほとんど冬季に集中して年間平均 76mm。

砂漠性気候であるが、バーレーン島北部、北東部に湧水があり、
狭いナツメヤシや野菜園の地帯がある。そのほかの土地は植生に乏しい。

住民の大多数はイスラム教徒のアラブ人で、アラビア語を使用。
その他、インド人、パキスタン人、イラン人、イギリス人などが居住する。

1932年に石油が発見され、その利権収入が国家財政を支えている。

石油の枯渇に備えて、1970年代後半からアルミニウム精錬、海外金融の推進など
経済の多様化をはかっている。





歴史

歴史は古く、BC3千年紀のシュメール時代にさかのぼる遺跡がある。

7世紀のイスラムの征服以来、アラブ系イスラムの支配下にあったが、
16〜17世紀にポルトガル、17〜18世紀にペルシアに占領された。

1782年以来アラビア本土出身のハリーファ家の首長に支配されてきた。

1880年イギリスの保護国となった。
1971年8月、独立を宣言、国際連合に加盟した。


BC3世紀 真珠の産地として繁栄
1782年 ハリーファ家が支配体制を確立
1880年  イギリスの保護国に
1932年 石油が発見される
1971年8月 独立を宣言、バーレーン国の成立
2002年2月 首長制から王制に憲法改正、国名をバーレーン王国に変更






生命の木(Tree of Life)


首都マナーマから車で40分、水のない砂漠にポツンと1本だけ佇む大きな木。

「生命の木」と呼ばれるこの木は、アカシアの一種で樹齢は約400年。
高さは10m以上もあり、神秘的な生命の象徴とされ、多くの観光客を集めている。

この木の周囲数キロにわたって、ほかに植物が見られない点も不思議だ。

一説によると、地下10mほどの場所に地下水があり、そこに根が到達しているため枯れないのだという。