国名 サントメ・プリンシペ民主共和国
英語 Democratic Republic of Sao Tome and Principe
首都 サントメ(Sao Tome)
独立年 1975年7月(ポルトガル)
主要言語 ポルトガル語(公用語)
面積 1001km2
人口 20万1025人(2017年推計)
通貨単位 ドブラ
宗教 カトリック80%、プロテスタント15%
主要産業 カカオ豆




地理


ギニア湾東部に浮かぶサントメ島とプリンシペ島、それに周辺の4つの小島からなる。
カメルーンから南西にのびる海底山脈が突出したもので、2島とも火山島である。噴火口は火口湖になっている。

高温多湿の熱帯海洋性気候で、大雨季(1〜6月)、乾季(7〜9月)、小雨季(9〜12月)の3つの季節に分かれている。
サントメ 25.9℃(1月) 23.9℃(7月) 年降水量950mm

奴隷貿易が廃止された19世紀から、カカオのプランテーションが開拓された。今も輸出の85%を占める、
典型的なモノカルチャー経済である。

他にコプラ、ココナッツ、コーヒー、ヤシ油など栽培されるがいずれも商品作物である。
このため食糧の大半を輸入に頼っており、自給用作物の栽培や水産業の振興が図られている。近年海底油田が発見された。


歴史
1470年にポルトガル人が到来、当時は無人島であったが、アフリカ大陸から奴隷を送り込みサトウキビ栽培に着手、
世界有数の砂糖の産地、大西洋航路の補給基地として繁栄した。16世紀後半に砂糖の主産地がブラジルに
取って代わられるとブラジルへの奴隷供給基地となった。
1951年からポルトガル海外州となったが、その後独立運動が本格化、1975年7月に独立した。


1470年  ポルトガル人が来航
1522年   ポルトガル植民地に 
1951年   ポルトガル海外州に 
1975年7月  サントメ・プリンシペ民主共和国として独立