国名 スリナム共和国                        
英語 Republic of Suriname    
首都 パラマリボ(Paramaribo)    
独立年 1975年11月(オランダ)    
主要言語 オランダ語、英語    
面積 16万3270km2    
人口 59万1919人    
通貨単位 スリナム・ドル    
宗教 キリスト教40%、ヒンドゥー教20%    
主要産業 ボーキサイト、金






地理


南部は熱帯雨林におおわれた未開の山岳地帯、大西洋沿岸はマングローブのしげる低湿地。
首都パラマリボ 21℃(1月) 33℃(7月) 年降水量2188mm

経済はボーキサイトに依存し、ボーキサイト・アルミナ・アルミニウムが主要輸出品。
農業は海岸低地で行われ、米・サトウキビ・バナナ・オレンジなどを生産。


首都パラマリボは、大西洋に注ぐスリナム川の河口に近い左岸に位置する港湾都市。
主産業は観光業と商工業で、特にビール醸造で知られる。

建物のなかにはオランダ風の木造建築が多く、市内にはスリナム大学 (1968)スリナム博物館、
図書館、植物園、政庁舎などがある。人口 24万2946(2004年推計)




歴史

1667年、オランダの植民地に。
1975年11月、オランダから独立。

1667年 オランダの植民地
1975年11月   オランダから独立、スリナム共和国の成立






中央スリナム自然保護区(Central Suriname Nature Reserve)世界遺産


スリナム自然保護区は、手つかずの熱帯雨林に覆われ、様々な動植物が暮らしている。

面積1万6000平方kmと、国土の11%を占める広大なエリアに、絶滅危惧種も含め、
植物が約6000種、ジャガーやオオアルマジロ、オオカワウソ、バク、ナマケモノなどのほか、
8種類の霊長類、オウギワシ、イワドリ、コンゴウインコなどの生息が確認されている。

アクセスは、首都パラマリボから車で約半日の距離(130km)だが、数日間のツアーに
参加して、ヨハン・ペンヘル国際空港からチャーター機(1時間)で向かうのが一般的。




      イワドリ(Guianan cock-of-the-rock)

全長27cm〜32cm。オスは鮮やかなオレンジ色をしていて、トサカが扇子状をしている。
メスはこげ茶色でトサカが小さい。

繁殖期になるとオスは、メスの気をひくために求愛ダンスを行う。
だが、メスの気が変わりやすく、求愛中であっても他のオスが妨害すると、
そちらのほうに移ってしまうことも。
 
       
      シロガオサキ(White-faced saki)

全長70cm〜90cm。体重 2.5kg。全身が黒く、顔が白い。メスは全身茶色。
食性は、種子と果実が主食で、その他、花、茎、葉も食べる。

臆病で木から降りることはめったにない。
危険が迫るとふさふさの体毛を膨らませて相手を威嚇する。
一生を樹上で過ごし、その寿命は15年程度とされている。
       
      ココアガエル(Cocoa Frog)

その名の通り、体がココア色をしている。
木の上に住み、指先や足先に見られる丸い円盤を使って上手に木に登る。

後ろ足の突起がウェスタンブーツの拍車に似ていることから、
別名「カウボーイ・フロッグ」と名付けられている。