| 国名 | トンガ王国 | ![]() |
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| 英語 | Kingdom of Tonga | |||
| 首都 | ヌクアロファ(Nuku’alofa) | |||
| 独立年 | 1970年6月(イギリス) | |||
| 主要言語 | トンガ語、英語(公用語) | |||
| 面積 | 748km2 | |||
| 人口 | 10万6479人(2017年推計) | |||
| 通貨単位 | パ・アンガ | |||
| 宗教 | キリスト教97% | |||
| 主要産業 | コプラ、ヤシ油、カボチャ、農業 |

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地理
南太平洋に浮かぶ約170の島群からなる国家で、イギリス連邦加盟国。
オセアニアのうちポリネシアに属し、サモアの南、フィジーの東に位置する。
熱帯気候で海洋性の穏やかな気候。1−3月は高温多湿となり、降雨も集中する。
ヌクアロファ 25.8℃(1月)21.3℃(7月)年降水量1643mm
首都は、ヌクアロファで、最大の島トンガタプ島にある。
トンガは4つの群島、172の島からなり、南北600km、東西200kmの幅に広がる。
住民の大部分を占めるトンガ人はポリネシア系で、体型、言語ともサモア諸島民に近い。
トンガの産業は農業、漁業と観光。主要作物はコプラとバナナ。国内市場が狭く、
国家財政は海外援助、出稼ぎ労働者の送金に頼る。慢性的な失業率の高さが社会問題化。
主要援助国はオーストラリア、ニュージーランド、日本。
主な輸出品目はカボチャ、魚介類、根菜植物。主な輸入品目は食料品、石油製品、金属製品。
日本からトンガへは、直行便はなく、ニュージーランドのオークランド(Air New Zealand)や
フィジーのナンディ(Fiji Airways)を経由して向かうことになる。
トンガの主要な国際空港は、トンガタプ島のフアアモトゥ国際空港(TBU)。
トンガ国内は、国内線運航会社(Lulutai Airline)が利用可能。
ヌクアロファ(Nuku'alofa)
トンガタプ島に位置するトンガ王国の首都(人口約21,000人)。
コプラ、バナナ、バニラ、民芸品などを産出している。
トンガの国民の約20%が住んでおり、王宮や教会が集中している。
近郊にフアアモトゥ国際空港があり、トンガの玄関口となっている。
歴史
1616年オランダ人がトンガ諸島北部の島々に来航してからヨーロッパとの接触が始まった。
1797年イギリスのキリスト教宣教使節団が来訪し、キリスト教が広まった。
1900年イギリスの保護領となり、1970年独立、イギリス連邦に加盟した。
| 1616年 | オランダ人探検隊が来航 |
| 1797年 | キリスト教宣教師が上陸 |
| 1900年 | イギリスの保護領に |
| 1970年6月 | 英連邦内の立憲君主国、トンガ王国として独立 |

ホエール・スイミング (Whale Swimming)
トンガはザトウ鯨が出産のために訪れることで知られている。毎年7月になると、南極海からザトウ鯨が北上、
トンガの周辺で出産・子育てをしている。トンガタプ島では7月中旬〜10月上旬がシーズン。
トンガは世界でも稀なホエール・スイミング(鯨と一緒に泳ぐ)ができる国で、ツアーオペレーターの案内で、
海中に潜って鯨の泣き声を聞いたり、至近距離で見ることができる。
ダイビングではなく、シュノーケルという手軽さもあって、シーズン中は大勢の観光客でにぎわう。
トンガタプ島 (Tongatapu Island)
トンガタプ島は、トンガ王国最大の島。
首都ヌクアロファは政治、経済の要で、街は高層ビルもなく、のどかな雰囲気。
緑も多く、落ち着いた雰囲気で、アフターダイブに散策するにはもってこい。

王宮(The Royal Palace)
1867年に完成した王宮は、広い芝生に白い壁と赤い屋根で、絵本から
抜け出したように可愛らしく親しみやすい。立ち入りは禁止。
王は公式行事の際だけこの王宮に宿泊され、普段はほかにお住まいとのこと。

聖母大聖堂(St Mary's Cathedral)
ヌクアロファにある美しいカトリック教会。
トンガ人の多くはカトリック教徒なので、日曜日の朝は教会にミサへ出かける人が多い。
トンガは法律で日曜日は基本的には仕事をしてはいけないことになっている。
ホテルを除き、多くのレストランやショップは締まり、飛行機すらも飛ぶことはない。

ハアモンガ・ア・マウイの三石塔(Ha’amonga Trilithon)
古代ポリネシアの遺跡で、3つの大きな石灰岩による鳥居のような建造物。
柱の2本の高さは5m、幅4m、上に横たわっている石は長さが6m。
1200年頃、国王の住む敷地の門として造られたといわれるが、
どうやって運ばれてきたのかなど謎が多い。