国名 | ザンビア共和国 | ![]() |
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英語 | Republic of Zambia | ||||
首都 | ルサカ(Lusaka) | ||||
独立年 | 1964年10月(イギリス) | ||||
主要言語 | 英語、ベンバ語 | ||||
面積 | 75万2614km2 | ||||
人口 | 1597万2000人(2017年推計) | ||||
通貨単位 | ザンビア・クワチャ | ||||
宗教 | キリスト教82% | ||||
主要産業 | 銅、亜鉛、コバルト |
地理
国土の大部分は標高 1000〜1500mのサバナの高原で、ナミビア、ジンバブエとの
国境をなすザンベジ川とその諸支流が深い谷を刻む。
気温は冷涼季 (5〜7月) で 16〜27℃、暑季は 27〜38℃であるが、標高が高いため
一般にしのぎやすい。年降水量は北部で 1250mm、南部で 500〜800mm。
地下資源が豊富で、経済は埋蔵量、産出量ともに世界有数を誇る銅に大きく依存し、
ほかにコバルト、亜鉛、マンガンなども産する。
タバコ、トウモロコシを主とする農産物も輸出。
住民の大部分はバンツー語系諸族で、多くの部族に分かれ、固有の言語、宗教をもつ。
公用語は英語。人口の 80%以上がキリスト教徒。生活・教育水準はアフリカでは最も高い部類に属する。
首都ルサカは、標高約 1300mの高原にあり、比較的しのぎやすい。
鉄道、道路交通の要衝で、行政、教育、娯楽、商業の中心地であるとともに、
周辺で産するトウモロコシ、タバコを主とする農産物や家畜、酪製品の集散地。
セメント、自動車、ラジオ組み立て、食品加工、繊維などの工業も盛ん。
イギリス国教会ザンビア本部、国立大学、植物園、国際空港があるほか、
近代的建物の立ち並ぶ町並みは樹木、花が多く「花園の都市」と呼ばれている。
人口 174万2979(2010年推計)
歴史
すでに 200万〜100万年前から人類が居住していた跡があり、前期石器時代の遺跡や、
後期石器時代の絵画、彫刻が洞窟などに残っている。
1798年、現モザンビークから来たポルトガル人が交易を開始、アラブ人の奴隷商人も暗躍。
1924年、イギリス領北ローデシアになる。1964年、独立。
1924年 | イギリス領北ローデシアになる |
1925年 | 銅鉱脈が発見される |
1964年10月 | ザンビア共和国として独立 |
銅は世界有数の生産量
ザンビアの銅は、日本の10円玉(銅含有率95%)の材料となっている。
銅の生産量は世界有数で、輸出額の約6割を占める。
コンゴ民主共和国にかけて銅山が集中する「カッパーベルト」という地域から
多くの銅が産出されている。
また宝石や貴金属の埋蔵量も豊富で、ルビー以外ほぼ全種類の宝石を産出する。
近年は金の採掘も有力視されてきた。
デビルズ・プール(Devil's Pool)
ザンビアとジンバブエの国境に位置するビクトリアの滝には
「デビルズ・プール」と呼ばれる絶景スポットがある。
滝の崖上にアクセスすると、プールのようにくぼんでいる場所(深さ3m位)があり、
水量の少ない乾季限定(9月〜12月)で、その水中に入ることができる。
落下寸前のスリルを味わいながら滝壺を見下ろせる絶叫スポットである。
アクセスは、リビングストン空港から車で20分。
リビングストンへは、ヨハネスブルグ(南アフリカ)より毎日フライトがある。
デビルズ・プールは人気スポットのため、事前に予約して行くのがベター。
現地ガイドが同行するツアーに参加するのがおすすめだ。
なお、周辺には、モシ・オア・トゥニャ国立公園(Mosi-oa-Tunya National Park)がある。
歩いてライオンなどの野生動物を観察する「ウォーキング・サファリ」が体験できる。
熟練のガイドが案内するので危険はない。
住所(デビルズ・プール):Southern Province, Mosi O Tunya Road, Livingstone, Zambia
(モシ・オア・トゥニャ国立公園):Mosi-oa-Tunya National Park, Livingstone, Zambia