月丘夢路(つきおかゆめじ)(1922-2017)


1922年(大正11年)10月14日生まれ。広島県出身。宝塚音楽学校卒。本名、旭爪明子(ひのつめあきこ)


1939年(昭和14年)宝塚少女歌劇団生徒として「宝塚花物語」で初舞台を踏む。
以降、そのエキゾチックな美貌で娘役スターとなり宝塚ファンを沸かせた。

1942年(昭和17年)五所平之介監督「新雪」ヒロイン役に抜擢。映画女優として華々しくデビュー。

以後、美人スターとして活躍し、1955年(昭和30年)製作を再開したばかりの日活に移籍。

看板女優として文芸作品にメロドラマにとフル活動、女盛りの魅力でファンを沸かせた。
1957年(昭和32年)井上梅次監督と結婚。

1959年(昭和34年)日活がアクションへ路線変更すると、後輩の石原裕次郎らにバトンを渡しフリーとなる。
以後は出産・育児や家庭のため出演数をセーブしながら脇に回り、映画やテレビドラマ、舞台で活躍。

2017年(平成29年)5月3日、肺炎により東京都内の病院で死去。享年94歳。










代表作品

大映「新雪」(水島道太郎、月丘夢路、美鳩まり、井染四郎)1942年(昭和17年)
大映「華やかなる幻想」(水島道太郎、月丘夢路、千明明子、上山草人、水原洋一、二葉陽子)1943年(昭和18年)

大映「我が家の風」(高山徳右衛門、月丘夢路、中田弘二、黒田記代、宮崎準之助)1943年(昭和18年)
大映「結婚命令」(中田弘二、真山くみ子、藤原鶏太、月丘夢路、逢初夢子)1943年(昭和18年)

大映「出征前十二時間」(水島道太郎、月丘夢路、真山くみ子、宇佐美淳、高山徳右衛門)1943年(昭和18年)
大映「モンペさん」(月丘夢路、真山くみ子、岡村文子、沢村貞子、宇佐美淳)1944年(昭和19年)

大映「父子桜」(水島道太郎、押本映治、久松玉城、斎藤紫香、月丘夢路)1944年(昭和19年)
大映「ベンガルの嵐」(羅門光三郎、宇佐美淳、月丘夢路、小柴幹治、逢初夢子)1944年(昭和19年)

大映「小太刀を使ふ女」(水谷八重子、原健作、月丘夢路、原聖四郎、水野浩)1944年(昭和19年)
大映「海の虎」(小杉勇、月丘夢路、若原雅夫、杉村春子)1945年(昭和20年)

松竹「撃滅の歌」(高峰三枝子、轟夕起子、月丘夢路、藤原義江)1945年(昭和20年)
大映「最後の帰郷」(宇佐美淳、宮崎準之助、花布辰夫、若原雅夫、月丘夢路)1945年(昭和20年)

大映「別れも愉し」(若原雅夫、月丘夢路、村田知英子、志村道夫)1945年(昭和20年)
大映「明治の兄弟」(片岡千恵蔵、月形龍之介、市川春代、月丘夢路)1946年(昭和21年)

大映「殴られたお殿様」(市川右太衛門、羅門光三郎、原健作、阿部九州男、月丘夢路)1946年(昭和21年)
大映「扉を開く女」(水谷八重子、月形龍之介、羅門光三郎、小柴幹治、月丘夢路)1946年(昭和21年)

松竹「街の野獣」(佐分利信、水島道太郎、斎藤達雄、月形竜之介、月丘夢路)1946年(昭和21年)
松竹「満月城の歌合戦」(大久保徳二郎、轟夕起子、月丘夢路、杉狂児)1946年(昭和21年)

松竹「地獄の顔」(水島道太郎、木暮実千代、月丘夢路、月丘千秋)1947年(昭和22年)
大映「婦人警察官」(轟夕起子、小夜福子、月丘夢路、戸上城太郎)1947年(昭和22年)

松竹「バラ屋敷の惨劇」(水島道太郎、轟夕起子、月丘夢路、楠かほる)1947年(昭和22年)
松竹「非常線」(水島道太郎、月丘夢路、轟夕起子、楠かほる)1947年(昭和22年)

松竹「母の灯」(滝花久子、月丘夢路、片山明彦、月丘千秋、藤山一郎)1947年(昭和22年)
松竹「花ある星座」(灰田勝彦、月丘夢路、月丘千秋、藤井貢)1947年(昭和22年)

松竹「それでも私は行く」(原保美、月丘夢路、朝霧鏡子、藤井貢)1947年(昭和22年)
松竹「愉快な仲間」(原保美、月丘夢路、大河内伝次郎、古川ロッパ、折原哲子)1947年(昭和22年)

松竹「かりそめの恋」(月丘夢路、高田浩吉、藤井貢、楠かほる、笠智衆)1948年(昭和23年)
大映「Zの戦慄」(市川右太衛門、河津清三郎、羅門光三郎、高田稔、月丘夢路)1948年(昭和23年)

東映「野球狂時代」(杉狂児、月丘夢路、広沢虎造、花菱アチャコ、森川信)1948年(昭和23年)
松竹「四人目の淑女」(森雅之、浜田百合子、月丘夢路、木暮実千代、三浦光子)1948年(昭和23年)

松竹「社長と女店員」(柳家金語楼、月丘夢路、徳大寺伸)1948年(昭和23年)
東映「新妻会議」(山根寿子、浜田百合子、月丘夢路、徳大寺伸、池部良)1949年(昭和24年)

松竹「君待てども」(月丘夢路、宇佐美淳、津島恵子、佐田啓二)1949年(昭和24年)
新東宝「盤獄江戸へ行く」(大河内伝次郎、嵐寛寿郎、轟夕起子、月丘夢路)1949年(昭和24年)

東宝「佐平次捕物帳紫頭巾前篇」(阪東妻三郎、大河内伝次郎、市川春代、月丘夢路)1949年(昭和24年)
松竹「我輩は探偵でアル」(岸井明、森川信、灰田勝彦、若杉曜子、月丘夢路)1949年(昭和24年)

東宝「佐平次捕物帳紫頭巾後篇」(阪東妻三郎、大河内伝次郎、市川春代、月丘夢路)1949年(昭和24年)
松竹「恋の十三夜」(折原啓子、池部良、月丘夢路、伊沢一郎)1949年(昭和24年)

松竹「嘆きの女王」(月丘夢路、若原雅夫、花井蘭子、山内明)1949年(昭和24年)
松竹「悲恋模様前篇東京篇」(月丘夢路、佐野周二、幾野道子、若原雅夫、木暮実千代)1949年(昭和24年)

松竹「悲恋模様後篇大阪篇」(月丘夢路、佐野周二、幾野道子、若原雅夫、木暮実千代)1949年(昭和24年)
松竹「
晩春」(原節子、笠智衆、月丘夢路、宇佐美淳、三島雅夫、杉村春子、三宅邦子)1949年(昭和24年)

松竹「恋の十三夜」(折原啓子、池部良、月丘夢路、伊沢一郎)1949年(昭和24年)
東映「新妻会議」(山根寿子、浜田百合子、月丘夢路、池部良)1949年(昭和24年)

松竹「恋愛三羽烏」(灰田勝彦、鶴田浩二、清水金一、月丘夢路、桂木洋子)1949年(昭和24年)
松竹「乙女の性典」(佐田啓二、月丘夢路、飯野公子、桂木洋子)1950年(昭和25年)

新東宝「夜の緋牡丹」(伊豆肇、島崎雪子、月丘夢路、竜崎一郎、志村喬 )1950年(昭和25年)
新東宝「愛染香」(藤田進、池部良、月丘夢路、久慈あさみ)1950年(昭和25年)

松竹「長崎の鐘」(若原雅夫、月丘夢路、津島恵子、滝沢修)1950年(昭和25年)
東宝「宝塚夫人」(池部良、有馬稲子、月丘夢路)1951年(昭和26年)

松竹「うず潮」(月丘夢路、若原雅夫、松本恒夫、佐田啓二、野添元子、幾野道子)1952年(昭和27年)
松竹「君の名は」(岸恵子、佐田啓二、月丘夢路、川喜多雄二、淡島千景、野添ひとみ) 1953年(昭和28年)

松竹「東京マダムと大阪夫人」(三橋達也、月丘夢路、大坂志郎、芦川いづみ)1953年(昭和28年)
松竹「花の生涯」(松本幸四郎、淡島千景、月丘夢路、高田浩吉、鶴田浩二)1953年(昭和28年)

松竹「
忠臣蔵 花の巻 雪の巻」(松本幸四郎、高田浩吉、山田五十鈴、月丘夢路)1954年(昭和29年)
松竹「二十四の瞳」(高峰秀子、月丘夢路、田村高広)1954年(昭和29年)

日活「あした来る人」(月丘夢路、三橋達也、山村聡、三国連太郎、新珠三千代)1955年(昭和30年)
日活「銀座二十四帖」(月丘夢路、三橋達也、北原三枝、浅丘ルリ子、大坂志郎)1955年(昭和30年)

日活「乳房よ永遠なれ」(月丘夢路、葉山良二、川崎弘子、森雅之、杉葉子、田中絹代)1955年(昭和30年)
日活「マダム」(月丘夢路、堀恭子、村田杏子、泉桂子、左幸子)1957年(昭和32年)

日活「夜の牙」(石原裕次郎、岡田真澄、月丘夢路、浅丘ルリ子)1958年(昭和33年)
大映「
一本刀土俵入」(長谷川一夫、月丘夢路、宮川和子、菅原謙二)1960年(昭和35年)

大映「女房学校」(山本富士子、叶順子、朝丘雪路、月丘夢路)1961年(昭和36年)
松竹「わが恋の旅路」(岩下志麻、川津祐介、月丘夢路、山村聡)1961年(昭和36年)

大映「裁かれる越前守」(長谷川一夫、中村玉緒、丹阿弥谷津子、月丘夢路、勝新太郎)1962年(昭和37年)
大映「第三の悪名」(勝新太郎、田宮二郎、長門裕之、月丘夢路)1963年(昭和38年)

東宝「華麗なる一族」(佐分利信、仲代達矢、月丘夢路、京マチ子、田宮二郎、酒井和歌子)1974年(昭和49年)