国名 サンマリノ共和国             
英語 Republic of San Marino  
首都 サンマリノ  
独立年 1862年  
主要言語 イタリア語  
面積 (千Km2) 0.06  
人口 (百万人) 0.03  
通貨単位 ユーロ  
宗教 カトリック  
主要産業 観光、金融、繊維、電気、製陶等  
     
       
   

サンマリノ歴史地区とティタノ山(San Marino Historic Centre and Mount Titano)

首都サンマリノは、最高峰ティタノ山の小高い岩山上に建設されている。
サンマリノは街全体が要塞であり、地の利を活かして近隣諸国の攻撃を撃退し、独立を護ってきた小国の歴史を物語る。

14世紀建設の聖マリヌスの墓のある教会堂など中世の建造物が多く、また各種のスポーツ施設、保養施設もある。
年間 300万人をこす観光客が訪れ、観光業の収入も大きい。

2008年「サンマリノ歴史地区とティタノ山」として世界遺産の文化遺産に登録された。




地理

イタリア半島中部、アドリア海側にある世界最古の共和国。

アペニン山脈中のティタノ山の斜面にあり、標高739m。


首都サンマリノは、北東方のアドリア海に臨むリミニ (イタリア)
と道路で結ばれ、ボルゴ・マッジョーレまでは登山電車の便もある。

住民はイタリア語を用い、ほとんどがカトリック。


ブドウ、オリーブ栽培、牛・豚の牧畜、養蚕、林業、製紙などが行われ、
観光と切手収集家のための郵便切手発行が重要な歳入源となっている。

政治は 5年ごとの選挙によって選ばれた国会 (議員数 60) が、12人の閣僚と
2人の首班を選ぶ議会民主制。 正規軍はないが、儀仗兵と警察機動隊がある。





歴史

4世紀初頭、ローマ皇帝によるキリスト教徒迫害を逃れるため、サン・マリノという石工が
この地にたてこもり、信徒を集め共同体を作ったのが建国の起源とされている。

中世にも天然の要塞を利用し外敵の侵入を防ぎ、自由と独立を守り続けた。
1631年にローマ法王により独立的地位を認められた。

1862年にイタリアとの友好善隣条約を結び近代国家としての主権と独立を確立した。

4世紀  ローマ皇帝による迫害を逃れるため、キリスト教徒が共同体サンマリノを建国
1631年 サンマリノ共和国として独立








サンマリノ神社 (San Marino Jinja)


サンマリノの市街地から車で30分、人里離れたワイン畑のなかに、サンマリノ神社がある。

この神社は東日本大震災の犠牲者追悼のため、日本サンマリノ友好協会が2014年に創建したもの。

日本とサンマリノは、ともに長い歴史と伝統を持ち、平和を願う敬虔な国民性など価値観を
共有しており、これまで様々な文化交流を通じて密接な友好関係を築き上げてきている。

日本の神社は、ブラジル、ハワイなど世界各地にあるが、ヨーロッパでは史上初だという。
神殿は、伊勢神宮の木材を日本から運びこみ神明造りで建造されたもので、祭神は天照大神である。

神主はサンマリノ人フランチェスコ・ブリガンテ (Francesco Brigante) 氏が務めているが、
実は彼の本職は、地元サンマリノホテルの支配人である。

(住所:San Marino Jinja, Serravalle, San Marino)