国名 | スイス連邦 | ||||
英語 | Swiss Confederation | ||||
首都 | ベルン | ||||
独立年 | - | ||||
主要言語 | 独語、仏語、イタリア語、ロマンシュ語 | ||||
面積 (千Km2) | 41 | ||||
人口 (百万人) | 8 | ||||
通貨単位 | スイスフラン | ||||
宗教 | カトリック38%、プロテスタント26%、 | ||||
その他キリスト教6%、イスラム教5% | |||||
主要産業 | 機械・機器、金融、食品、観光、農業 | ||||
ユングフラウ(Jungfrau) スイス南部、ベルン州とバレー州の境界にある、アルプス山脈中の高峰。標高 4158m。 1811年、スイス人のマイヤー兄弟がバレー側から登頂に成功。 1912年、ヨーロッパで最も高所を走るユングフラウ鉄道が、アイガー(3970m) の峰々の下をトンネルで抜けてユングフラウヨッホ(3454m)まで開通。 ここに高山研究所、気候観測所があり、山頂は氷河でおおわれる。山名は「若い女性」の意。 |
地理
南部にアルプス、北西部にジュラ山脈があって、山地が多く、全面積の4分の1近くが
急斜面、岩石露出地、氷河などの不毛地、4分の1が森林、残りが農牧業の適地である。
住民はおもにアラマンニ族、ブルグンド族、ランゴバルド族を祖先とするドイツ系、フランス系、イタリア系
のスイス人で、ほかに外国籍 (半数がイタリア国籍)をもつ居住者が約 100万。
ドイツ語 (63%。スイス=ドイツ語と総称され、地域により標準ドイツ語と非常に
異なる多くの方言) 、フランス語 (18%) 、イタリア語 (9%) を使用する。
公用語は以上の3ヵ国語であるが、ロマンシュ語 (0.8%) も国語として認められている。
主権をもつ 26の州と准州からなり、連邦は各州から委譲された範囲の権限のみをもつ。
立法府は全州議会 (上院) 、国民議会 (下院) の2院制で、内閣にあたる連邦会議と大統領が行政府。
ヨーロッパ有数の工業国で、高度の技術による精密機械、電気機器、時計、化学製品、光学機械、織物などが製造、輸出される。
農業は牧畜と酪農が主であるが、ブドウ、穀物などの栽培も、集約的な経営方法により高い生産性をあげている。
またヨーロッパの主要観光国の一つとして、観光産業も特に重要。
1815年のウィーン会議以来永世中立国であり、ヨーロッパの混乱期にも経済的安定を保ってきたことから、
国際金融上も最も重要な位置を占め、国際決済銀行などがある。
また国際赤十字などの国際平和機構の本部がおかれ、国際会議や会談の場となることも多い。
歴史
BC600年頃からケルト人が居住していたが、BC58年に共和政ローマの属領となった。
6世紀初めにフランク王国の統治下に置かれ、キリスト教化された。
その後10世紀に神聖ローマ帝国の支配下に入る。
1291年、スイス中部にあるウーリ、シュヴィーツ、ウンターヴァルデンの三州が領土防衛のために同盟を結び、独立運動を展開した。(森林三州同盟)
これら三州の同盟がシュヴィーツ(スイス)と呼ばれるようになり、スイスの国名の起源となった。
1353年までにルツェルン、チューリヒ、グラールス、ツーク、ベルンが加盟して現在のスイスの中核が出来上がった。(八州同盟)
1499年、シュヴァーベン戦争を経て神聖ローマ帝国から事実上独立。
1648年のウェストファリア条約により、正式に独立した。
シュヴァーベン戦争(Swabian War) 1499年1月から7月にドイツのシュヴァーベン地方で起こった戦争。 スイス同盟とハプスブルク家の間の最後の主要な武力紛争であり、 これによってスイスが事実上の独立を手にした事からスイス戦争とも呼ばれる。 |
1815年ウィーン会議で永世中立が認められた。
1848年連邦憲法を制定。(スイス連邦の成立)
第一次・第二次世界大戦とも中立を維持、2002年国連に加盟した。
BC6世紀 | ケルト人がアルプス以北に広く居住する。 |
BC58年 | ケルト人がシーザーに敗北。ローマの属州へ。(-BC4世紀) |
395年 | ローマが東西に分裂。西ローマ帝国の属州。 |
5世紀 | ゲルマン人の大移動。西部:ブルグント人、南部:東ゴート人 |
6世紀 | フランク王国の支配下へ。 |
843年 | ヴェルダン条約。西部:ロタール領、東部:東フランク領 |
870年 | メルセン条約。ほぼ全域が東フランク領へ。 |
10世紀 | 神聖ローマ帝国の支配下へ |
13世紀 | スイス3州同盟。独立運動 |
1499年 | シュヴァーベン戦争。神聖ローマ帝国から実質的に独立。 |
1648年 | ウエストファリア条約。正式に神聖ローマ帝国からの独立を達成。 |
1815年 | ウィーン会議で、国家としての「永世中立国」が認められた。 |
1848年 | 連邦憲法を制定。(スイス連邦の成立) |
1914年 | 第一次世界大戦。中立。 |
1920年 | 国際連盟に原加盟国として加盟。連盟本部はジュネーヴに設置された。 |
1939年 | 第二次世界大戦。中立。 |
2002年 | 国民投票の結果を受けて190番目の国連加盟国となる。 |
アルペンホルン (Alpenhorn)
ホルンの祖先は、ほら貝やヒツジや牛の角でできた角笛です。
アルペンホルンは遠くまでよく響くので、信号や合図を送るのに使われていました。
決められたメロディが意味を持っていたのでしょう。
今では携帯電話や無線がありますが、そんなものがない時代は高い山と山の間を行き来するのは大変だったのです。
そこでアルペンホルンを使って交信をしていたわけです。
アルペンホルンは、長さ4メートルもある木管楽器です。
調和のとれた快い響きを奏しますが、限られた曲しか演奏できません。
吹管に唇を当て、少しすぽめかげんにして、静かに息を吹き込んでください。
唇のすぼめぐあいや、吹き込む息の量を変えてやると、調べが生まれます。
でも、入れ歯を使っている人には、アルペンホルンの演奏はちょっと無理かもしれませんね。