国名 | トルクメニスタン | |||
英語 | Turkmenistan | |||
首都 | アシガバット | |||
独立年 | 1991年 | |||
主要言語 | トルクメン語、ロシア語 | |||
面積 (千Km2) | 488 | |||
人口 (百万人) | 5.3 | |||
通貨単位 | マナト | |||
宗教 | 主としてイスラム教スンニ派 | |||
主要産業 | 鉱業(天然ガス・石油)、農業(綿花)、牧畜 |
ルーヒエット宮(Rukhiyet Palace)
トルクメニスタンの首都アシガバットの中心に位置する宮殿。フランスのブイグ社(Bouygues)によって建てられた。
宮殿では、市の就任式や評議会、各種のイベントなどが行われる。青いドームと大理石造りの美しい建物は観光スポットのひとつとなっている。
地理
トルクメニスタンは、石油、天然ガス、硫黄、カリウム塩、岩塩などの地下資源に恵まれて、
これらの資源が開発されている。
特に西部での石油生産が盛んで、石油加工部門もつくられ、また硫黄、
カリウム塩などをもとに化学工業が発達してきた。
在来からの工業部門である繊維工業は綿、羊毛、絹を原料とした加工部門が発展しており、
食品工業 (食肉、水産物缶詰、食用油、ワイン) も重要である。
住民の半数は農村に住み、ワタ栽培とカラクール種のヒツジの飼育、養蚕を中心に、ブドウその他の果樹、
ウリなどの栽培を河川やカラクム運河沿岸の灌漑地帯で行なっている。
主要交通機関は南部を東西に走る鉄道、ハイウェー、アムダリア川に沿う鉄道、
ハイウェー、アムダリア川とカスピ海の水運で、航空路線も発達している。
またカラクム運河、石油や天然ガスのパイプラインが近年その総延長を延ばしている。
歴史
トルクメン人の祖先は、中央アジア一帯に居住していたトルコ系遊牧民族(アルタイ語族 Altaic)とされている。
19世紀、ロシアが進出してきたときには、この地域にはいくつもの部族からなる遊牧民が住んでいたが、1881年、ロシアに併合。
1924年、トルクメン・ソビエト社会主義共和国成立。
1925年、ソ連邦構成共和国となったが、1991年10月、独立して現国名トルクメニスタンに改称し、公用語をトルクメン語とした。
独立国家共同体 CIS構成国。1992年、国際連合加盟。
1881年 | ロシア領となる |
1924年 | トルクメン・ソビエト社会主義共和国成立 |
1991年 | 独立を宣言し、国名をトルクメニスタンに変更 |
1991年 | 独立国家共同体(CIS)加盟 |
1992年 | 国際連合加盟 |
ヤンギ・カラ渓谷 (Yangykala Canyon)
カスピ海沿岸都市トルクメンバシから車で3時間、奇岩群が連なる大渓谷、ヤンギ・カラがある。
現地語では炎の渓谷(Frame Canyon)と呼ばれ、大地が赤く燃え広がる炎のような姿に見える。
地層の赤さと、白い石灰岩による紅白の縞模様の台地が果てしなく連なって広がっている。
乾燥した地表の所々に、アンモナイトや二枚貝の化石が露出している。
これは、この渓谷がかつて海の底であったことを示している。
ヒマラヤ山脈もまた、かつては海の底にあったという。大地は海の底で誕生したのだ。
悠久の時間をかけて隆起と侵食を繰り返し、大地が造りあげられていく。
ヤンギ・カラは、そんな大自然の壮大な営みを、まさに実感できる絶景スポットである。
(住所:FP47+WMF Yangykala Canyon, Tersakkan, Turkmenistan)