同・級・生   1989年(平成1年)       ドラマ傑作選

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ちなみ(安田成美)と透(緒形直人)は大学の同級生。

ちなみが透のマンションに泊まり、次の日、肩を並べて学校へ行くというような仲。


そんな二人にも、卒業、就職と新しい人生へ踏み出す時がきた。

ちなみは、卒業パーティーで、透とラストダンスを踊り、マンションのカギを返す。


「好きだけどサヨナラ」そう言って、ちなみと透が別れて、一年三か月が過ぎた。

ちなみは、電子リサーチの調査部に、透は電報堂に勤めている。




ある日、会社から帰った透は、やりきれない寂しさから、ちなみに電話を入れた。

どことなく他人行儀な会話。

大学時代の仲間による同窓会でも、二人は逢えずじまいに終わった…。



柴門ふみの人気漫画のドラマ化。脚本は、22歳の新鋭、坂元裕二。

自分と同世代の男女の恋愛模様を鮮やかに描き出している。


あの頃はよくて、なつかしいという、ヒロインのナレーションから始まって、

第一話で、いきなり主人公とヒロインが別れてしまう。


原作の、この斬新な設定がドラマでも生かされ、今後の展開に期待をもたせる。

そして原作より明るく溌溂としたイメージのちなみ役が、安田成美にぴったりだ。


「好きだけどサヨナラ」恥ずかしくなるような、こんなセリフも、不自然さを感じさせないのは、

しっかりしたストーリー展開と、安田の存在によるところが大きい。


NHK朝ドラで「純ちゃん」を演じた山口智子も、新しい魅力を見せている。


共演はそのほか、主人公の大学時代の仲間に、「CHA-CHA」の勝俣州和、

また、ヒロインと別れた後に、主人公が付き合う、年下の恋人役に菊池桃子、

ヒロインがドラマ後半に、惹かれていく男性に、今どきのイイ男、石田純一。

おしゃれなドラマにふさわしい顔ぶれがズラリと揃っている。



(制作)フジテレビ(原作)柴門ふみ(脚本)坂元裕二

(主題歌)ZIGGY「GLORIA」(作詞作曲:森重樹一)

(配役)名取ちなみ(安田成美)鴨居透(緒形直人)沢口優子(山口智子)江藤拓也(勝俣州和)

秋山茜(中井美穂)佐倉杏子(菊池桃子)飛鳥浩史(石田純一)堤礼二(戸田研一郎)海江田一樹(宅麻伸) 


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