ほうずき市


7月9日、浅草寺は「四万六千日(しまんろくせんにち)」の参詣客でごった返します。

この日にお参りすると46,000日(127年分)の功徳に預かれるというもの。

それにしても127年分とは!恐ろしく気前のいい観音様であります。


「四万六千日」のもう一つの呼び物は、勿論「ほおずき市」。

前日の9日と10日の2日間、境内にほおずきを売る露店が建ちます。





「ほおずき」の根は鎮咳効果、利尿効果があり、薬用として栽培されていたものです。

やがて、その実の赤い色は、魔を破る色として珍重され、鑑賞用となりました。


夏の盛り、四万六千日の頃合いに、ちょうど赤く色づいた実を付け始めるほおずきは、

初詣で言えば破魔矢のような、「魔除け」としての役割を果たしているのかもしれません。


場所 : 浅草寺
期間 : 7月9日、10日

交通 : 地下鉄銀座線浅草駅 徒歩5分