樹氷 1974年(昭和49年) ドラマ傑作選


北急コンツェルンの企画本部長に着任するため、帰国した藤沢四郎(田宮二郎)は、
蔵王を一大スキー場にするシルバーバレー計画を手がけることに。
その秘書として現われたのは、かつて付き合っていた京子(浅丘ルリ子)だった。
しかし、四郎の渡米後、彼女はある男と結婚するという手紙をよこしていた。
四郎は、銀行家の娘・紀子(中山麻理)という美しい婚約者がいたが、
京子と再会して、愛し合った過去が蘇ってくるのを感じるのだった…。
本作は「白い影」「白い滑走路」と、白で連続ヒットした田宮二郎主演の新番組。
蔵王の樹氷が背景となる物語で、やはり白のイメージだ。
相手役は「白い滑走路」で、彼のもとから去って行った妻を演じた浅丘ルリ子。
別れたばかりの二人が、こんどは強く惹かれ合うことになる。
このところ、田宮は「仕事に打ち込む男」づいているが、本作でも蔵王の樹氷原に
ガラスの人工都市を築こうとする、あるコンツェルンの企画本部長という役どころ。
そして、この蔵王の人工都市のシンボルとして、若いプロスキーヤーを送り出そうと
したときに、二人の愛は予想もしなかった局面を迎えるというストーリー。
プロスキーヤーには、新人の長塚京三が抜擢されたが、彼は浅丘ルリ子に愛を告白し
ドラマは劇的な結末を迎えることに。
(制作)TBS(原作)五木寛之(脚本)八木柊一郎
(配役)藤沢四郎(田宮二郎)宮井京子(浅丘ルリ子)秋山毅(長塚京三)有木紀子(中山麻理)
TVディレクター・北沢健介(細川俊之)新聞記者・黒田(勝部演之)
