着ながし奉行 1981年(昭和56年) ドラマ傑作選

三河国・西尾藩の城下には、壕外(ほりそと)と呼ばれる歓楽街があった。
ここをめぐる腐敗政治のため、町奉行が一年に三人も交代する混乱ぶり。
この西尾藩に、江戸から「着ながし奉行」の異名を持つ望月小平太(仲代達矢)が奉行として着任。
小平太を迎えたのは、大目付の堀郷之助(中谷一郎)だけ。藩の空気は冷たい。
小平太は奉行所に一度も出仕せず、なんと壕外の要所に出入りしては、喧嘩と酒に明け暮れる毎日。
熱血正義派の若侍たちは、小平太も悪徳奉行とみなして付け狙うようになるのだった…。
奉行所に出仕せず悪の巣に潜り込み、男の意気で腐敗政治一掃をはかる町奉行・望月小平太の活躍を描く。
舞台は三河のある小藩。ここには壕外と呼ばれる治外法権の歓楽街があり、そこから入ってくる裏金が
藩の財政を潤していた。だがこのことが御公儀に知れると大変なことになる。
そこで江戸から新たに派遣されてきたのが「着ながし奉行」こと新任町奉行の望月小平太である。
彼は奉行所にも顔を出さず、遊び人になりすまし、治外法権の街で情報を収集する。
藩の重職たちは小平太を抹殺すべく、刺客を放つが、大胆不敵、無手勝流の戦略で切り抜け、
やがて小平太は組織の悪を正していく。
小平太役の仲代達矢の粋な好演に加えて、殿山泰司、岸田森、小沢栄太郎、今福将雄といった芸達者な
面々が脇を固めている。殿山は、小平太の付き人役で、いつもボヤいてばかりいる役どころが愉快。
(制作)フジテレビ、映像京都、俳優座映画放送(原作)山本周五郎(脚本)岡本喜八、松島利昭(番組名)時代劇スペシャル
(配役)望月小平太(仲代達矢)小助(殿山泰司)中井勝之助(今福将雄)市川六左衛門(天本英世)柾木剛(岡本富士太)
安川雄之介(近藤洋介)田口源二郎(役所広司)堀郷之助(中谷一郎)巴の太十(小沢栄太郎)佐渡(岸田森)お玉(浅茅陽子)
