ママちょっと来て 1959年(昭和34年) ドラマ傑作選
夏川家は、パパの世話、子供たちの面倒で忙しいママが中心。
ママがいないと、テンテコまいする愉快な一家だ。
家族の内訳は、左から、長男で野球部のキャップテンの和夫、
末っ子で甘えん坊のチャコ、会社の部長で、とても優しいパパの浩平。
しっかり者のママのみどり、そして長女でトンコこと智子の五人家族だ。
東京・山の手のサラリーマン家庭を舞台に、家族の日常をほのぼのと描いた連続ホームドラマ。
アメリカの人気テレビ番組「パパは何でも知っている」をモデルに、一つの家庭を舞台に、
一つの家族だけでドラマが構成されている。
千秋実とと乙羽信子が息の合った夫婦を演じ、茶の間の人気を集めて、番組は四年近く続き、
以降のホーム・ドラマ流行のさきがけとなった。
「ママ、ちょっと来て、ママ…」の主題歌も人気を呼んだ。
(制作)NTV(脚本)野末陳平
(主題歌)古賀さと子、ボニー・ジャックス「ママちょっと来て」(作詞作曲:三木鶏郎)
(配役)パパ・夏川浩平(千秋実)ママ・みどり(乙羽信子)長女・智子(トンコ)(山岸映子)
長男・和夫(中野しげる)次女・久子(チャコ)(坂倉春江)パパの部下・中村君(舟橋元)