七色とんがらし   1976年(昭和51年)       ドラマ傑作選

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鮫島鉄男(千葉真一)は、亡き父の後を継ぎ、東京・下町で鉄工所を営みながら、

自分が親代わりとなって妹の朝子、弟の研次と信行を育ててきた。

鉄男自身も結婚をして、女房・直子(倍賞美津子)との間に、5歳になる

ひとり息子・竜一がいて幸せそのものだ。


そんなある日、幼いときに別れ、旅回りの一座に居た母親・咲江(浅香光代)が、

一座の解散で突如舞い戻ってきた。

咲江に気づいた研次たち弟妹は「母ちゃんが帰って来た!」と大喜び。


だがそれを横目に見ながら、苦労のかけられ通しだった鉄男はしぶい顔をしている。

おまけにあろうことか、咲江は、女形・雪之丞(西村晃)という恋人まで

連れてきていたのだ。



舞台は東京下町。鮫島鉄工所の若い主人・鉄男が千葉真一である。

女房思いで弟妹の世話もよく見、子ぼんのうな彼だが、女性に対しては何かかたくななのである。


それは彼の母親が 15年前に家出し、残された弟妹を一人前に育てあげなければならなかった彼の、

母に対する許せぬ思いが原因だ。ドラマはこの母親が 15年ぶりに帰ってくる所から始まる。


男っぽいくせに涙もろく、ほんとうは母親が好きで恋しくてたまらない鉄男だが、自分を捨てた母を

どうしても許せない。現代版「父帰る」というわけなのだ。


母咲江に浅香光代、その兄に片岡千恵蔵、鉄男の女房に倍賞美津子、弟妹に原田大二郎、加賀まりこ

といった顔合わせの面白さも、まさしく「七色とんがらし」

ピリッとして涙もポロリ、千葉ちゃんの「とんがらし」ぶりに注目だ。



(制作)NET(脚本)向田邦子

(主題歌)織田あきら 「七色とんがらし」(作詞 : 向田邦子、作曲 : 横山菁児)

(配役)鮫島鉄男(千葉真一)鮫島直子(倍賞美津子)鮫島竜一(栗又厚)鮫島咲江(浅香光代)

鮫島研次(原田大二郎)鮫島信行(星正人)朝子(加賀まりこ)敬二郎(松山英太郎)雪之丞(西村晃)

竹子(志穂美悦子)ヤス(大坂志郎)珠子(赤木春恵)重森祐造(片岡千恵蔵


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