黄金バット   1967年(昭和42年)       ドラマ傑作選

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南極近海で観測船が遭難するという事故が次々に発生した。


スーパーカーで救助に向かった科学者ヤマトネ博士と、息子のタケル、

そして助手のダレオは、漂流していた少女マリーを救出する。


乗っていた船は、巨大な指のような怪物に沈められてしまったという。


一行は、消息不明となったマリーの父・ミレ博士を探して、謎の大陸に

上陸するが、そこに再び怪物が現れる!





大陸には古代都市の遺跡があり、一行は遺跡の中の神殿の奥に逃れる。


神殿の中に古い棺を発見したヤマトネ博士が棺の文字を解読すると、

超人・黄金バットが一万年の眠りから甦った…!



黄金バットは、1930年(昭和5年)に誕生した当時の子供を熱狂させた紙芝居作品のヒーローであった。


原作は紙芝居作家の永松健夫。戦後に同じく紙芝居作家の加太こうじが、永松の原画を引き継ぎ、

紙芝居のほかに漫画作品や本作のアニメに発展させた。


物語は、古代大陸アトランティスから甦った黄金バットが、少女マリーの呼びかけに、どこからともなく

現れて、正義のバトンを振るい、悪の科学者ナゾーが送り出す怪物やメカと戦うというもの。


高らかに笑いながら自由に空を飛ぶ黄金バットは、正義の味方なのに恐ろしいドクロの顔をしており、

そうした不気味で謎めいたキャラクターが、むしろ独特の魅力となって根強い人気を得ているようだ。



(制作)YTV(読売テレビ)第一動画、東洋動画(原作)永松健夫(脚本)谷井敬

(主題歌)ヴォーカル・ショップ「黄金バット」(作詞:第一動画、作曲:田中正史)

(配役)黄金バット(小林修)ヤマトネ博士(村越伊知郎)タケル(高橋和枝)ダレオ(立壁和也)

マリー(松島みのり)ナゾー(島宇志夫)マゾー(内海賢二)暗闇バット(高塔正翁)


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