刑事鬼貫(おにつら)八郎 1993年(平成5年) ドラマ傑作選

都内の喫茶店で青酸物を使った毒殺事件が発生した。
殺されたのは和田塚茂というセールスマン。捜査当局は、殺された男の連れで
一足先に帰った、手首に火傷の跡のある女を犯人と断定。
目撃証言から、女が「イナムラの奥さん」と呼ばれていたことが分かった。
イナムラ姓の女を捜索するローラー作戦が始まった。(第11話 積木の塔)
鮎川哲也原作の推理小説を、大地康雄の主演でドラマ化した人気シリーズ。
主人公の鬼貫八郎は、アリバイ崩しを得意とする東京・東中野署の刑事。階級は巡査部長。
家は借家だが庭付き一戸建てに住み、クラシック音楽と太極拳、畑仕事を趣味としている。
大地康雄が扮する鬼貫八郎の独特のキャラクターが新鮮だ。糖尿病なのに甘い物が大好きで、
家族の目を盗んで甘い物を盗み食いするシーンなど、人間味が感じられて面白い。
街を歩いていると、同年輩の男性から「あのシーンが楽しみなんです」と声をかけられる。
実は、持病の糖尿病は原作にはない。人間味の弱い部分を見せるために設定したという。
はぐれ刑事(藤田まこと)もそうだが、カッコイイだけの刑事モノの時代は終わったのだろう。
(制作)NTV、国際放映(原作)鮎川哲也(脚本)坂上かつえ
(主題歌)高橋真梨子「幸せのかたち」(作詞:高橋真梨子、作曲:住吉中)
(配役)鬼貫八郎(大地康雄)鬼貫良子(左時枝)鬼貫真奈美(安田芽衣子)碓井刑事(羽場裕一)
黒川課長(天田俊明)石田刑事(斎藤晴彦)和田塚茂(野口雅弘)長谷鶴子(大竹一重)由比義則(永島敏行)
