地名 南極       
英語 Antarctic  
首都  
独立年  
主要言語  
面積 1400万km2  
人口 夏季4000人 冬季1000人  
通貨単位  
宗教  
主要産業  





地理

南極大陸には地球上の氷の約九割が集中しているといわれている。

面積の約98%が分厚い氷に覆われていて、その厚さは平均で約 2600mに及ぶ。
大陸の約四分の一は海水面下にあると推定される。

アザラシ・ペンギン・カモメなどの動物、コケ・地衣類などの植物が生育する。

著しい低温も大きな気候の特色で、中心部では最暖月平均マイナス30℃、最寒月平均マイナス70℃。
2018年7月には、マイナス97.8℃の世界最低気温を記録した。

南極の観光シーズンは、1月〜2月(夏季)がベストシーズンで、この時期の気温は
平均±0度前後で、天候も比較的安定している。

アルゼンチンやチリからのクルーズ船による船旅が一般的で、年間約10万人の観光客が
南極を訪れている。





歴史

南極点に最初に到達したのは、ノルウェーの R.アムンゼンで、1911年12月14日のことであった。

その翌年1月17日、イギリスの探検家 R. F.スコットが到達し、1929年にはアメリカの探検家
R. E.バードも達した。南極大陸にはその後各国の探検隊が訪れ、観測基地を建設。

日本観測隊は1957年(昭和32年)1月29日に東オングル島に昭和基地を開設した。
1959年に南極条約が調印され、大陸の軍事的利用禁止、領土権の凍結などが国際間で取決められた。








昭和基地


南極観測隊員はオーストラリアまで飛行機で行き、そこから観測船「しらせ」に乗り継ぎ、
揺られること約三週間。地球の最南に位置する大陸・南極に到着する。

1957年の開設以来、日本の南極観測事業のベース基地となっている昭和基地は、大陸の
北東四キロにある東オングル島上に位置する。

管理棟、居住棟、観測研究棟など、延べ面積は約 6820uに及び、約40名の隊員たちの
生活・観測に必要な施設・設備が整っている。


昭和基地には郵便局(銀座郵便局昭和基地分室)があり、ここから日本に郵便物を送ることができる。
ただし、集荷は年に一度の船便で届けられる。

日本郵便から辞令(局長兼務)を受けた南極観測隊の隊員が「しらせ」に乗って業務を行っている。
年間の郵便物は約1000通。ちなみに、郵便料金はなんと日本国内と同一で、南極からはるばる日本まで届けてくれる。

(住所)〒100-8799 東京都中央区銀座8-20-26  銀座郵便局気付「昭和基地」






ウェッデルアザラシの親子

昭和基地付近で最もよく見られるアザラシ。
彼らは、潜水が巧みで、600m近くも潜り、1時間以上も水中に潜ったままでいられる。

天敵と遭遇する事も殆どないので、人間と出会ってもさほど警戒することなくのんびりと
寝そべっているのが見られる。








ジェンツーペンギンの親子

まるでヘアバンドのような白い帯模様が印象的なジェンツーペンギン。
礼儀ただしく穏やかな性格をしていて、ペアが出会うと「おじき」のような挨拶を交わす。

南極のペンギンはおおむねヒトなど未知の相手を恐がらないのだが、ジェンツーペンギンは
とりわけ好奇心が強くヒトに慣れやすい。