国名 | バルバドス | ![]() |
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英語 | Barbados | ||||
首都 | ブリッジタウン(Bridgetown) | ||||
独立年 | 1966年11月(イギリス) | ||||
主要言語 | 英語 | ||||
面積 | 431km2 | ||||
人口 | 29万2336人(2017年推計) | ||||
通貨単位 | バルバドス・ドル | ||||
宗教 | プロテスタント63% | ||||
主要産業 | 石油、天然ガス、砂糖 |
地理
サンゴ礁に囲まれた比較的低平な島で、最高峰は中北部のヒラビー山 (337m)
ほぼ全島がサンゴ質石灰岩に覆われているが、北東部では削剥され、険しい地形を示す。
熱帯気候に属し年平均気温 26.5℃であるが、12月〜5月の乾季には北東貿易風の影響で快適。
年降水量は約 1500mmであるが、地域差が大きい。
住民の約 80%は黒人。公用語は英語。
独立前は、サトウキビ栽培と、その加工品である砂糖・ラム酒の生産に特化していた。
1980年代からエビなどの水産業、衣類や電子部品製造などを振興し大きく成長した。
近年石油と天然ガスの産出が始まった。
観光産業は1960年代から大きく成長し、総生産に占める比率はサトウキビを上回っている。
首都ブリッジタウンは、南西岸、カーライル湾に臨む港湾都市。
バルバドス唯一の通関港で、砂糖、ラム酒、糖蜜などを輸出。製糖工場、ラム酒工場などがある。
イギリス風の美しい町で、聖マイケル聖堂、ホレーショ・ネルソン提督像のあるトラファルガー広場、
18世紀建設の政庁舎などがあり、バルバドスの観光中心地となっている。
2011年、世界遺産の文化遺産に登録された。人口 9万3300(2009年推計)
歴史
古くからインディオのアラワク族が住んでいた。
17世紀初めイギリス人が上陸。
領有を宣言したイギリス人はサトウキビ栽培のため大量の奴隷を導入、
島の人口が急速に増加した。
1966年 11月30日独立し、イギリス連邦の構成国となった。
1627年 | イギリス植民地に |
1961年 | イギリス自治領に |
1966年11月 | バルバドスとして独立 |
カリブ海の陽気な酒「ラム酒」
ラム酒といえば「海賊」
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」でも海賊が飲みまくっていた。
実は航海中、生水は腐りやすいため、ビールやラム酒が飲料水だった。
ラム酒は出航前に、あらかじめレモン汁が加えられていた。
これは長い航海による栄養失調を防ぐためであり、海賊たちにとって
貴重なビタミン補給源となったのだ。
ラム酒は、サトウキビを原料とする蒸留酒。
17世紀、バルバドス島に蒸留技術を身につけたイギリス人がやって来た。
そして、サトウキビを利用して蒸留酒をつくった。
この強い酒を初めて飲んだ原住民たちは、酔って興奮(rumbullion)した。
このランバリオンという英語は現在では死語になっているが、この語頭が
残ってラムという酒名になったといわれている。