国名 ベナン共和国              
英語 Republic of Benin  
首都 ポルトノボ(Porto-Novo)  
独立年 1960年8月(フランス)  
主要言語 仏語、フォン語  
面積 11万2620km2  
人口 1103万8805人(2017年推計)  
通貨単位 CFAフラン  
宗教 キリスト教42%、ブードゥー教18%  
主要産業 石油、綿花、船舶  




地理

ベナン湾一帯は高温多湿の熱帯雨林気候で、雨期は4〜6月と9月下旬〜10月下旬の年2回。
首都ポルトノボの年平均気温は27℃で、2〜4月が最も暑い。

中部はサバナ気候、北部日中気温46℃に達することもある乾燥気候。
主産業は農牧業で、アブラヤシ・キャッサバ・イモ類・トウモロコシ・綿花などを栽培、羊・ヤギ・牛などを飼育。

1968年に海底油田が発見され、小規模に石油を産出する。工業はヤシ油製造が主。主要輸出品は石油・綿花など。

首都ポルトノボは、ベナン第2の都市で憲法上の首都。
事実上の首都は、ベナン湾に面する最大都市コトヌーにおかれている。

パーム油、パーム核、民芸品、水産物の集散地としてにぎわう。
ポルトガル風の古い建物や王宮が残り、ベナン独自の守護神信仰の神殿などがある。人口 27万6993(2009年推計)




歴史

15世紀、フランスがこの地に進出し、奴隷貿易の拠点を築く。
17世紀、奴隷貿易でダホメ王国として繁栄。

1892年、フランスの植民地に。
1960年8月、ダホメ共和国としてフランスから独立。

1975年11月、国名をベナン人民共和国に改称。
1990年3月、国名をベナン共和国に改称。

17世紀 ダホメ王国として繁栄
1892年 フランスの植民地に
1960年8月  ダホメ共和国としてフランスから独立
1975年11月 国名をベナン人民共和国に改称
1990年3月 国名をベナン共和国に改称





わき毛が美人の条件 (Beniese qualifications of beauty)

ベナンでは、美人の条件のひとつがなんとわき毛。
わき毛がふさふさであればあるほどセクシーだとか。







ブードゥー教(VooDoo)


ブードゥー教はベナンの国教であり、ベナンが発祥の地とされている。

もともとは、万物に精霊が宿り、それを崇めるという土着信仰だった。
この精霊信仰がキリスト教と習合して成立したのがブードゥー教である。

16世紀、奴隷貿易によって連行された黒人奴隷とともに、ベナンからカリブ海へ、
そしてアメリカ南部へと伝わり、現地のキリスト教と結びついて広がり発展した。



蛇をシンボルとし、呪術、占いなどを行う、その宗教オカルト的な一種独特の雰囲気は、
たちまち多くの人々の心をつかんだ。

毎年1月10日、ベナンの港町ウィダーで、ブードゥー教の大祭が開催される。
太鼓のリズムに合わせ、人々がそれぞれの集落に伝わる踊りを披露。

守護神ザンベト(Zangbeto)に扮した人々が目抜き通りをパレードで練り歩く。

この日は、隣国のナイジェリア、トーゴをはじめ、世界中から観光客が押し寄せ、
熱狂的な盛り上がりを見せる。