国名 | ブルネイ・ダルサラーム国 | |||
英語 | Negara Brunei Darussalam | |||
首都 | バンダル・スリ・ブガワン(Bandar Seri Begawan) | |||
独立年 | 1984年1月(イギリス) | |||
民族 | マレー系(67.4%)中華系(9.6%) | |||
主要言語 | マレー語 | |||
面積 | 5770km2 | |||
人口 | 44万3593人(2015推計) | |||
通貨単位 | ブルネイ・ドル | |||
宗教 | イスラム教(国教、82.1%)仏教(6.3%) | |||
主要産業 | 液化天然ガス、石油、化学薬品 |
地理
国土はボルネオ島(Borneo)の北部に位置し、周りはマレーシアである。
日本の三重県とほぼ同じ面積の小国で、人口も44万人と東京の町田市とほぼ同じだ。
だが石油や天然ガスなどの豊富な資源を有するため、一人当たりのGNPは3万2860米ドル(2017年)と
ASEANの中では、シンガポールに次いで豊かな国である。
住民はマレー人が67%で大半を占める。主要言語はマレー語だが、中国語、英語も通用する。
イスラム教が国教に定められている。
年間を通して高温多雨の熱帯雨林気候で、イネとゴムが主要作物であるが、米は自給できない。
石油と天然ガスが主要資源で外貨獲得源。日本は最大の貿易相手国となっている。
歴史
ボルネオ島全域を勢力圏とするブルネイの地は、6世紀から東南アジア諸国を行きかう
貿易商人たちの寄港地として栄えていた。
19世紀以降、ボルネオ島に進出してきたイギリスと交戦、領土の割譲を余儀なくされる。
1906年、イギリスの保護領となる。
1929年、ブルネイ西部のスリア(Seria)で油田が発見される。
1959年、自治権を獲得。1984年、イギリスから完全独立を達成した。
6世紀 | 東南アジアの交易地として繁栄。 |
1906年 | イギリスの保護領となる。 |
1984年 | 1月1日、独立を達成。ブルネイ・ダルサラーム国の成立。 |
オマール・アリ・サイフディン・モスク(Omar Ali Saifuddin Mosque)
ブルネイ首都バンダル・スリ・ブガワンにある王立のイスラム寺院。
敬虔なイスラム教国ブルネイのシンボルとして知られる、通称オールドモスク。
1958年に第28代スルタンによりイタリア人建築家の設計で建造。
金色のドーム、50メートルの尖塔(ミナレット)イタリアの大理石、中国の御影石、
英国のステンドグラスやシャンデリアなどを用いている。
水と緑の深いブルネイらしく、人工池の中心に位置している。
隣接する石船は、16世紀の王室御座船を再現したもの。