国名 ブルキナファソ
英語 Burkina Faso
首都 ワガドゥグー(Ouagadougou)
独立年 1960年8月(フランス)
主要言語 モシ語、フランス語(公用語)
面積 27万4200km2
人口 2010万7509人(2017年推計)
通貨単位 CFAフラン
宗教 イスラム教61%、カトリック19%
主要産業 金、マンガン鉱




地理


西アフリカの内陸国で、国土はモシ高原を中心とした広大な高原状の地形で南に向かってゆるやかに傾斜している。
この高原をボルタ川支流の赤ボルタ、黒ボルタ、白ボルタが南流する。旧国名のオートボルタは「ボルタ川上流」の意。

北部と東部は乾燥気候で、マリとの国境付近は砂漠気候となる。
南西部はサバナ気候で、3〜5月の高温期には45℃まで上がることがあり、6〜9月は雨季で100〜250mmの降雨がある。
ワガドゥグー 24.8℃(1月) 27.7℃(7月) 年降水量700mm

自給的な農牧業が主体。アワ、トウモロコシ、イモ類が栽培され、牛、山羊が飼育されている。
商品作物としては綿花、シャナット(採油用種子)、落花生、ゴマなどが栽培されている。

しかしいずれも生産性が低く、干ばつの影響を受けやすいため、飢餓状態に陥ることもある。
工業は未発達。出稼ぎと主にEUからの援助への依存が大きい。金とマンガン鉱脈が発見され期待がかけられている。


歴史
11世紀にモシ王国(※1)ほか諸王国が興ったが、フランスが19世紀末に侵入すると
フランス領西アフリカ(※2)の一地域であるスーダン(現在のマリ共和国)に組み込まれた。

1919年オートボルタ植民地として分離後、1958年フランス共同体内の自治国となり、
1960年オートボルタ共和国として独立。 1984年8月、国名をブルキナファソと改称した。

(※1)モシ王国(Mossi Kingdom 1000年−1896年)
ワガドゥグーを中心都市とした農耕民族・モシ族による連合王国。最盛期は14世紀から16世紀まで。
マリ帝国やソンガイ帝国と抗争を重ねながら、ニジェール川流域で大きな勢力圏を維持・拡大した。
19世紀末フランスの支配下に入った。

(※2)フランス領西アフリカ(French West Africa 1895年−1958年)
西アフリカにあったかつてのフランスの大植民地。モーリタニア植民地、フランス領セネガル、
フランス領スーダン(マリ共和国)、フランス領ギニア、フランス領象牙海岸(コートジボワール)、
ニジェール、オートボルタ(ブルキナファソ)及びフランス領ダホメ(ベナン)の8地域で
構成されていたが、1960年にはすべて独立した。


1898年  フランス保護領に
1904年   フランス領スーダンに 
1919年   オートボルタ植民地として分離 
1958年  フランス共同体の自治国に 
1960年8月  オートボルタ共和国(Haute-Volta)として独立 
1984年8月  国名をブルキナファソに改称