国名 クック諸島       
英語 Cook Islands  
首都 アバルア(Avarua)  
独立年 1965年8月(ニュージーランド)  
主要言語 英語、マオリ語  
面積 507km2  
人口 9290人(2017年推計)  
通貨単位 ニュージーランド・ドル  
宗教 キリスト教98%  
主要産業 コプラ、ココナツ、バナナ  





地理

南太平洋ポリネシア南西部に点在する15の島々からなる海洋国家。

北側諸島はペリン、ラカハンガなど6つの環礁、南側諸島はラロトンガ、
アイツタキなどサンゴ礁に囲まれた7つの火山島と2つの環礁で構成される。

高温多湿の熱帯海洋性気候。
12〜3月までは蒸し暑いが、そのほかの時期はすごしやすい。

ただし11〜3月はサイクロンシーズンで、暴風雨に見舞われることがある。

農業と観光が主体。ココナツ、バナナ、タロイモなどを栽培し、
ココヤシを加工したコプラや柑橘類を輸出している。

軽工業も若干みられるが、ニュージーランドへ移民もしくは出稼ぎに行く者が多い。
大幅な入超のため、ニュージーランドからの援助に依存している。




ラロトンガ島は、クック諸島の主島。周囲約30kmのほぼ円形で、面積67km2。
火山島で最高地点のテ・マンガ山(652m)を始めとする山々がある。

クック諸島の首都アバルアが島の北部の海岸にあり、国際空港もある。

1985年8月6日、アパルアで開かれた第16回南太平洋フォーラム総会で、
南太平洋非核地帯条約「ラロトンガ条約」が調印された。

1983年公開の映画「戦場のメリークリスマス」の撮影地として知られる。


アイツタキ島は、アイツタキ本島と周囲の21の小島からなり、アイツタキ環礁を結成。

陸地に続いて発達した珊瑚を持つ火山島(最高地点でも140m)。
面積は18.3Km2、人口約2,300人。

島に空港もあり、中心地は島の中心部に位置するアルタンガ。
美しい浜辺と珊瑚礁の海は大勢の観光客を魅了している。



歴史

1773年にジェームズ・クックがヨーロッパ人として初めて発見し、島名も彼の名をとって名づけられた。

1888年にイギリス領、1901年にニュージーランド領となった。
1965年8月、憲法が制定され、独立を果たした。


1773年 ジェームズ・クックの来航
1888年 イギリス領に
1901年 ニュージーランド領に
1965年8月
憲法を制定し、クック諸島として独立





     


ワンフット・アイランド (One Foot Island)


ラロトンガ島から飛行機で45分、美しいラグーンで知られるアイツタキ島は、
周囲45kmの環礁に浮かぶ緑豊かな島で、アイツタキ・ブルーと呼ばれる
透き通った浅瀬の海が広がっている。

ここでの観光名所は、通称ワンフット・アイランドと呼ばれる無人島。

シュノーケリングを楽しめるほか、干潮時には、歩ける深さのラグーンを
10分ほど進むと「ヘブン」と呼ばれる美しいサンドバンクにたどり着く。

世界でも珍しい郵便局がある無人島としても知られ、手紙やパスポートに
島の名前と同じ足の形をしたスタンプを押してもらえる。

ワンフット・アイランドに上陸するには船を予約する必要があるため、
旅行会社のツアーに参加するのがおすすめだ。