国名 エスワティニ王国   
英語 Kingdom of Eswatini
首都 ムババーネ(Mbabane)
独立年 1968年9月(イギリス)
主要言語 英語、スワジ語
面積 1万7363km2
人口 146万7152人(2017年推計)
通貨単位 リランジェニ
宗教 キリスト教60%
主要産業 サトウキビ、木材






地理


インド洋モンスーンの影響を受ける温帯のステップ気候。
西部は平均高度 1500mの森林に覆われた高原で、東部は草原地帯。

雨期(4〜6月と11〜1月)と乾季(5〜9月)が明瞭にあり、降水量は平均1300mm程度。
首都ムババーネ 20℃(1月) 12℃(7月) 年降水量860mm

資源にめぐまれ、鉄鉱石・石炭・木材が豊富。主要農産物は砂糖・かんきつ類・米・綿花・トウモロコシ。
主要輸出品はサトウキビ、木材、アスベスト、石炭など。

住民の約 80%はバンツー系のスワジ族で、白人は1万人あまりであるが、少数の白人が経済機構の
中枢を握り、国土の多くを所有する。公用語は英語とスワジ語。国民の約半数がキリスト教徒。



首都ムババーネは、標高 1200mの高地に位置し、夏でも涼しい。
19世紀末、スワジ族の国王が家畜飼育場を設けたのが起源で、同国最大の町に発展。

北西のエムレンベ山 (1862m) は鉄鉱石の産地として知られたが 1979年に枯渇。
鉄道局や放送局など行政・文化施設の中心地である。人口 7万3815(2009年推計)


歴史

19世紀、バンツー系のスワジ族がスワジ王国を建国。
1907年、イギリス保護領に。
1968年、イギリス保護領より独立、スワジランド王国の成立。
2018年4月、国名をエスワティニ王国に改称。


19世紀 スワジ王国の建国
1907年 イギリス保護領に
1968年9月 イギリス保護領より独立、スワジランド王国の成立
2018年4月 国名をエスワティニ王国に改称





リード・ダンス(Reed Dance)


エスワティニにはリード・ダンスという伝統のダンスがある。
国王への忠誠を示すダンスで、毎年8月、このダンスを踊る祭りが開かれる。

そのときには国中から未婚女性が集められて、国王の前でダンスを踊り、
国王はその中から自分の嫁を決めるという。

ちなみにこの国も他の南部アフリカの国と同じで、一夫多妻制。
国王はリード・ダンスのたびに嫁を作っているので、嫁は15人もいて今も増え続けているらしい。

この国王の放蕩ぶりに対して、欧米の人権団体から「今どきこんな野蛮な風習が残っているとは」
などと非難の声が上がっている。