国名 ガンビア共和国             
英語 Republic of The Gambia  
首都 バンジュール(Banjul)  
独立年 1965年2月(イギリス)  
民族 マンディンゴ人42%  
主要言語 英語、マンディンゴ語  
面積 1万1300km2  
人口 205万1363人(2017年推計)  
通貨単位 ダラシ  
宗教 イスラム教90%  
主要産業 落花生、繊維  






地理


河口部から中流域に向かって、熱帯雨林気候からサバナ気候へと変化する。
雨季は6〜10月で、南西モンスーンがこの時期に集中して多量の雨をもたらす。

乾季は11〜5月となり、比較的気温も低くしのぎやすい。
首都バンジュール 24℃(1月) 27℃(7月)
年平均気温は26℃ 年降水量1295mm

主産業はラッカセイ栽培で、ほかに綿花・米なども生産、漁業も行う。
セネガルからラッカセイ栽培に従事する多数の季節労働者が来ている。
住民は、90%以上がイスラム教徒。公用語は英語。

首都バンジュールは、ガンビア川河口入江の湾口にある小島、セントマリー島に位置。
本土とは橋で結ばれる。 1816年イギリスが奴隷貿易取り締まりの基地として建設。

のちイギリスのガンビア保護領の首都となり、1965年独立に伴い首都の地位を継承。
同国唯一の貿易港で、主産物のラッカセイをはじめパーム核などを輸出。
政治、経済、文化の中心地で、国際空港もある。人口 3万3131(2006年推計)。



歴史

10世紀から13世紀までガーナ王国、15世紀までマリ帝国の一部。
1783年、イギリスの植民地に。
1965年2月、イギリスより独立。

1970年4月、共和制へ移行し、ガンビア共和国の成立。
1994年7月、クーデターによる軍事政権が誕生。1997年1月に民政移管が実現。


  1783年 イギリスの植民地に
  1965年2月 イギリスより独立
  1970年4月 共和制へ移行し、ガンビア共和国の成立





クンタ・キンテ島(Kunta Kinteh Island)

ガンビア川に浮かぶクンタ・キンテ島は、ドラマ「ルーツ」に描かれた奴隷貿易の舞台となった島。
ガンビアは、イギリスの植民地となった歴史があり、16世紀以降、推定約300万人の黒人奴隷が、この島を拠点として連行されたという。

 



ドラマ「ルーツ」は、1750年、自由の大地アフリカから商品としてアメリカへ送られた黒人青年と、
彼から五代にわたる子孫たちの過酷な運命の物語。

原作はアメリカの黒人作家・アレックス・ヘイリー(Alex Haley)
世界38カ国で翻訳され、テレビドラマ化されたものが25カ国で放映された。

日本では計12時間のドラマを8日連続で放映し、大反響を巻き起こした。
本も上下巻で60万部のベストセラーとなった。


また、物の系譜や人物の家系をたどる「ルーツ捜し」が大ブームとなり、本の題名でも
「…のルーツ」が大流行した。


ルーツ(Roots)(制作)ABC(アメリカ)(放映)NET
(配役)クンタ・キンテ(レヴァー・バートン)(声:池田秀一)(ジョン・エイモス)(声:里居正美)
ベル(マッジ・シンクレア)(声:富田恵子)キジー(レスリー・アガムス)(声:藤田弓子)
チキン・ジョージ(ベン・ベリーン)(声:内海賢二)トム・モーア(チャック・コナーズ)(声:大塚周夫)