国名 グレナダ            
英語 Grenada  
首都 セントジョージズ(St. George’s)  
独立年 1974年2月(イギリス)  
主要言語 英語  
面積 344km2  
人口 11万1724人(2017年推計)  
通貨単位 ECドル  
宗教 カトリック41%  
主要産業 カカオ、香辛料、バナナ  





地理


ウィンドワード諸島南端のグレナダ島と周辺の島々からなる。
グレナダ島は火山島で最高峰は セントキャサリン山(840m)

熱帯海洋性だが北東貿易風の影響でしのぎやすい。
1〜5月が乾季、6〜12月が雨季である。

山岳部では年間降水量が3800〜5000mmと多量の雨が降る。

農業が主体で、カカオ、バナナ、香辛料などが栽培される。
特に香辛料のナツメグの栽培が盛んで生産量は世界2位である。

ほかに小規模な畜産、漁業、製糖業がおこなわれている。
美しい海に恵まれているため、観光も重要である。


首都セントジョージズは、グレナダ島南西岸にある港湾都市。
カカオ、ナツメグ、バナナを輸出し、製糖、ラム酒製造などの工業が盛ん。




フランス風、イギリス風の建物が混在した町並みが美しく、
また近くに美しい砂浜海岸があり、観光・保養地として知られる。

近郊に国際空港がある。人口 5200(2009年推計)


歴史

1498年コロンブスが到達。1650年フランスの植民地を経て
1783年にイギリス植民地となった。

1974年イギリス連邦構成国の一つとして独立。

1498年 コロンブスによって発見される
1650年  フランス領となる 
1783年 イギリス領となる
1967年 自治権を獲得
1974年2月 イギリス連邦内の立憲君主国グレナダとして独立






海底彫刻公園(Grenada Underwater Sculpture Park)

セントジョージズの海に沈められた沢山の彫刻が、観光スポットとして人気を呼んでいる。
これらの彫刻は、イギリスの彫刻家であるジェイソン・テイラー氏によって作られたもの。

手をつなぎ輪になっている人々、椅子に座る人、横たわる人など、人の姿に似せて
作られたリアルな60体以上の彫刻が海底に突如現れる。

まるで本当に海底で人々が暮らしてるかのような異様な光景に、観光客は目を奪われる。



海洋環境は、海洋汚染、世界的な気候変動による海水温度の上昇などによって甚大な被害を
受けており、この現実をより多くの人の目に向けさせることが狙いという。

アクセスは、グレナダの首都セントジョージの沖合にある国立海底彫刻公園。

セントジョージからフェリーに乗って現地に向かい、シュノーケリングやダイビングで、
海底に沈む作品を鑑賞することになるため、旅行会社のツアーに参加するのがおすすめだ。

(Grenada Underwater Sculpture Park, Moliniere Bay, St. George's, Grenada)