国名 ハイチ共和国            
英語 Republic of Haiti  
首都 ポルトープランス(Port-au-Prince)  
独立年  
主要言語 クレオール語、仏語  
面積 2万7750km2  
人口 1064万6714人(2017年推計)  
通貨単位 グールド  
宗教 キリスト教83%  
主要産業 コーヒー、サトウキビ  




地理

熱帯海洋性気候に属し、基本的に一年を通して蒸し暑いが高地に行くと比較的過ごしやすい。
季節は雨季と乾季に分かれる。乾季の11月〜3月頃は暑さが多少和らぎ、乾燥し晴天が多くなる。

雨季は4月〜6月と8月〜11月頃。短時間だが激しいスコールが降り、
また7月〜10月はハリケーンの発生もたびたびある。
首都ポルトープランス 25℃(1月) 29℃(7月) 年降水量1321mm

主産業はコーヒー・サトウキビ・サイザルアサを中心とする農業で、コーヒーと砂糖が重要輸出品。
ボーキサイトを産出。工業は農産物加工が中心。


首都ポルトープランスは、ゴナブ湾の湾奥に位置する港湾都市。
商工業中心地で、繊維、綿実油、製粉、製糖などの工業が市内外に立地する。

市内には政庁舎、独立戦争の英雄デサリーヌの彫像、ノートルダム大聖堂などの建築物があり、
教育・文化中心地としてハイチ国立大学、国立図書館、国立博物館などが置かれている。
近郊に国際空港がある。人口 87万5978(2009年推計)



歴史

1492年、コロンブスの来航以来スペイン・フランスの支配をへて、1804年に独立。
独裁と政変がくりかえされ、政情は不安定。


1492年 コロンブスによるイスパニョーラ島発見
1697年 同島の西側がフランス領となる
1795年 仏西戦争の結果、全島が仏領となる
1804年  フランスから独立、ハイチ共和国の成立
1814年 パリ条約で東側はスペイン領となる
1822年 東側(ドミニカ)を占領
1844年 ドミニカがハイチから独立
1915年 アメリカによる軍事占領(〜1934年)




     
     
   

タプタプ(tap-tap)

ハイチ庶民の足となるのが、小型トラックを改造した「タプタプ」と呼ばれる乗合バス。

車体には、有名人の似顔絵や聖書の文言などが描かれ、見るからにド派手な乗り物だ。

乗り込んでみると男も女も体を縮め、ひたすら、ぎゅうぎゅう詰めに耐えている。
車内には、もちろんエアコンなんてものは無く、椅子はカチコチで腰が痛む。

タプタプは、通常は駅から発車する。市内をめぐる車もあれば、長距離を走る車もある。
タクシーのように、雇い主がいて、ドライバーと車掌を雇用している。

乗車客が目的地に近づくと、車掌に降りたいと伝える。

道端では、タプタプに向かって行きたい場所を叫んでいる人を見かける。

その目的地に向かうタプタプであれば、停車してその客を乗車させる。

頻繁に停車するので、時間が正確ではない。
そして車内はあまり清潔ではないので、白い服は着用しないほうがいい。