国名 ナミビア共和国              
英語 Republic of Namibia  
首都 ウィントフック(Windhoek)  
独立年 1990年3月(南アフリカ)  
主要言語 英語、アフリカーンス語  
面積 82万5418km2  
人口 248万4780人(2017年推計)  
通貨単位 ナミビア・ドル  
宗教 プロテスタント  
主要産業 ダイアモンド、銅、金  




地理

国土全体が乾燥気候で、一日の中でも気温差が激しい。

昼は半袖で快適に過ごせるが、夜になるとセーターを着込まなければならないこともある。
特に7〜8月は夜の冷え込みが激しい。

大西洋岸は特に乾燥していて、内陸へ進むにつれ、若干ではあるが降水量が増える。
アンゴラ国境付近ではステップがみられる。年間降雨量は120mm以下。

首都ウィントフック 24℃(1月) 14℃(7月)
年平均気温20℃ 年降水量310mm

主な産業は牧畜と自給的な農業であるが、経済の柱は鉱物資源の輸出。
ダイヤモンド、ウラン、銅、金、亜鉛などが豊富。


しかしこれらの採掘は南アフリカなど外国資本に握られている。

ほかにイワシなどの漁業がおこなわれている。狩猟採集生活を続けている部族もある。
工業が未発達なため失業問題が深刻。


首都ウィントフックは、ナミビア中央部、標高約 1650mの乾燥した高原地帯に位置。
牧畜の中心地として関連加工業が発達、特にカラクル羊(Karakul sheep)の毛皮取り引きが盛ん。

丘の上にはドイツ中世風の城がそびえ、美しい公園、図書館、美術館、公会堂などがある。
人口 30万6100(2009年推計)



歴史

1884年、南西アフリカとして独の保護領となる。
1914年、南アフリカ連邦軍が侵攻、ドイツ軍は降伏。

1920年、国際連盟の委任統治領として南アフリカ連邦が統治。
1945年、南アフリカ連邦が信託統治領への移行を拒否して自国の領土とした。

その後、南アフリカ共和国の不法統治が続いたが、
1960年代以後、アフリカ人住民の独立運動が高まり、ようやく1990年に独立を達成。


1884年 南西アフリカとしてドイツの保護領に
1914年  南アフリカ軍、南西アフリカに侵攻、占領
1920年 南アフリカ、国際連盟の委任統治制度の下で南西アフリカ統治を開始
1990年3月
ナミビア共和国として独立





ナミブ砂漠(Namib Desert)


雄大な砂丘と霧の発生で知られるナミブ砂漠は、8000万年前に
形成された世界で一番古い砂漠だといわれる。

ナミブは現地の言葉で「何もない」という意味だ。
ナミビアという国名は、この砂漠の名からきている。

海に砂漠が面している世界唯一の海岸沙漠であり、南北に
5万km2(新潟県の5倍)の面積を誇る。

沙漠の中に、デッドフレイ(Dead vlei)と呼ばれる一角がある。
「死の谷」を意味する名の通り、湖が干上がってできたスポットだ。

青い空、オレンジ色の砂丘、白い大地、黒いアカシアの枯れ木が、
絵画のような光景を作り出している。

(アクセス)
成田から香港経由(CPA)で南アフリカのヨハネスブルグまで20時間。
ヨハネスブルグから直行便(SAA)でナミビアの首都ウィントフックまで 2時間。
ウィントフックから車で 4時間。