国名 | ニュージーランド | |||
英語 | New Zealand | |||
首都 | ウェリントン(Wellington) | |||
独立年 | 1947.11(イギリス) | |||
主要言語 | 英語 | |||
面積 | 26万8680km2 | |||
人口 | 451万0327人 | |||
通貨単位 | ニュージーランド・ドル | |||
宗教 | キリスト教51% | |||
主要産業 | 酪農、野菜、果実 |
地理
南太平洋、タスマン海を隔ててオーストラリアの南東約 1600kmにある国。
ノース島、サウス島の 2大島および周辺の属島で構成される。
環太平洋造山帯に属するが地形は南北で対照的で、ノース島に活火山が多く丘陵が卓越するのに対し、
サウス島にはサザンアルプスの高山が連なり、氷河や氷河湖が見られ、カンタベリー平野など広い平野が発達。
温和な気候と水資源に恵まれ、高水準の農牧業や水力発電が行なわれる。
住民のうち約 70%がイギリス系の移住者とその子孫であり、マオリ族は人口の約 15%を占め、
わずかながら中国人、インド人などもいる。
公用語は英語とマオリ語のほか、2006年にニュージーランド手話が加わった。
人口分布の特徴はノース島と都市への集中で、オークランド、ウェリントン、クライストチャーチ、
ダニディンの 4大都市圏に人口の 50%以上が居住する。
高い生活水準と 1898年以来の伝統をもつ社会福祉制度を支える経済は、基本的に農牧産品の輸出に依存している。
農林水産業従事者は労働人口の 1割に満たないが、農牧産品輸出額は輸出総額の 50%近くを占め、その中心は肉、羊毛、酪製品。
伝統的にイギリスを市場としてきたが、イギリスのヨーロッパ共同体 EC加盟以後、オーストラリア、中国、
アメリカ合衆国、日本が主要輸出先となっている。
工業の重要性は第2次世界大戦後急速に高まり、国内生産額の 3分の1を占めるオークランド地方を中心に各地に分布。
一般的な国内消費財の製造業のほか、食品加工、森林資源による木材、紙・パルプ工業、石炭、
鉄などの鉱産資源や水力発電をいかしたアルミニウム精錬、化学工業などに特色がある。
歴史
1642年オランダ人タスマンが発見、新しく見つけた土地であることにちなみ、
ニュージーランド(New Sea Land 海の新大陸)と名付けた。
その後、1769年クック(James Cook)が探検し、1840年イギリスの植民地となった。
その後、白人入植者とマオリ族の土地争奪が激化し、第1次マオリ戦争(1843〜1848)、
第2次マオリ戦争(1860〜1872)が起こったが、マオリ族の敗北に終わった。
他方各地で金鉱が発見され、移民が急増した。1907年自治領、1947年に正式に独立。
先住民はマオリ族だが、人口の大部分をイギリス系が占める。
1642年 | タスマン(オランダ人探険家)により発見される。 |
1769年 | クック(英国人探険家)南北両島を探検。 |
1840年 | 英国代表と先住民マオリの伝統的首長との間でワイタンギ条約署名(これにより英国はNZを自国の植民地とした) |
1907年 | 英国自治領となる。 |
1947年 | 英国のウェストミンスター法受諾(英国議会から独立した立法機能取得)ニュージーランドの成立 |
キウイ (Kiwi)
ニュージーランドには3種類のキウイがある。
ニュージーランド国鳥のキウイ、フルーツのキウイ、
そしてニュージーランド人も、自らをキウイと呼ぶ。
このキウイ鳥、実は飛べない鳥。視力もあまり良くない。
しかし嗅覚が鋭くすばしっこい。
その特徴的なくちばしで地面の中のエサをつついて補食。
外敵の少ない夜間に活動する。
丸い体からちょこんと飛び出た2本の脚で、トコトコと
歩く姿がとてもユニークな鳥である。
ニュージーランドヒタキ(Tomtit)
ミルフォード・サウンドに生息する固有の鳥。
体重11グラム、体長13センチ。
とてもフレンドリーな鳥で、しばしば地上まで飛んできて、
人の肩に乗ってきたりすることもあるという。
オーストラリアから4000km離れたニュージーランドは、
独自の動植物の進化が進んだと考えられている。
哺乳類の進化がほぼなかったため、キウイのように
ニュージーランド固有の鳥が多数生息している。
街の雑貨店でも、グラスやカップ、アクセサリーなど
キウイの柄のものは必ずといっていいほど目にする。
ニュージーランドならではのデザインなので、
ちょっとしたお土産にもおすすめだ。