国名 パプアニューギニア独立国       
英語 Independent State of Papua New Guinea  
首都 ポートモレスビー(Port Moresby)  
独立年 1975年9月(オーストラリア)  
主要言語 英語、ピシン語  
面積 46万2840km2  
人口 690万9701人(2017年推計)  
通貨単位 キナ  
宗教 プロテスタント44%、伝統信仰34%  
主要産業 銅、白金、パーム油、コーヒー  





地理


ニューギニア島の東半分と周辺の大小700の島からなる。地形は険しく、火山や地震も多い。
熱帯気候で高温多雨であるが、高地地方は比較的涼しく、霜をみることもある。

住民の大部分がメラネシア系のパプア族。言語は 700余に分かれている。
公用語は英語で、ピジン語も広く用いられる。

農業が主体で、コーヒー、紅茶 、ジョチュウギクが高地で、ココヤシ、カカオ、
ゴムが海岸部で、アブラヤシ(パーム油)がニューブリテン島西部で栽培される。

このほか外国資本による資源開発が進み、ブーゲンビル島の銅、ラエの金、
パプア湾岸の石油や天然ガスなどの地下資源が開発されている。

輸出品は銅をはじめ金、コーヒー、カカオ、ココナッツ製品、木材、合板、水産物など。
おもな輸出先はオーストラリア、日本、ドイツなど。

ブーゲンビル島独立運動によって 1989年以後、銅山は操業を停止、経済に打撃を与えている。



歴史

16世紀にポルトガル人が到達、原住民の頭を見て、パプア(縮れ毛)と名付けた。
ドイツやイギリスの保護領を経て、オーストラリアの保護領に。

第二次大戦では、日本軍の激戦地となった。
1975年9月に独立。

1526年 ポルトガル人が到達
1884年 ドイツ、イギリスの保護領に
1906年 オーストラリアの保護領に
1975年9月 オーストラリアから独立、パプアニューギニア独立国の成立






マッドマン(泥男)


奇妙で魅力的な部族が数多く存在しているパプアニューギニアだが、
ひときわユニークなのがマッドマンと呼ばれるゴロカ族の祭り。

その独特のマスクは、アサロ渓谷に住む部族が泥を塗って別の部族に
戦いを挑んだ際、相手が亡霊と間違えて逃げたことが起源。

全身を白い泥で覆い、泥で作った大きなマスクを被って歩く姿は、
不気味でもあり、滑稽でもあり、観光客にはとても人気のある部族だ。
      (Goroka District, Eastern Highlands, Papua New Guinea)