国名 セントルシア            
英語 Saint Lucia  
首都 カストリーズ(Castries)  
独立年 1979年2月(イギリス)  
主要言語 英語  
面積 616km2  
人口 16万4994人(2017年推計)  
通貨単位 ECドル  
宗教 キリスト教91%  
主要産業 農業、観光




地理

小アンティル諸島のうちウィンドワード諸島中部の火山島。
高原状で平地に乏しく最高峰は950m。

熱帯海洋性気候で、北東貿易風により1年中快適な気候。
年間降水量は平地で1500mm、山間部で3500mm程度。雨季は5〜8月と 11〜12月の2度現われる。

農業が主体で、バナナ、ココナツ、マンゴーが栽培され、主要な輸出品となっている。
工業は島の産物を利用して、石鹸、ラム酒などが製造されている。

ほかに電気部品、プラスチック製品、衣服の生産も伸びている。
首都カストリーズは空港と港湾が整備され、観光産業が発展するとともに、東カリブ海交通の拠点となっている。




歴史

アラワクと呼ばれるアメリカ先住民が3世紀頃に南アメリカ大陸のギアナ地方から海を渡って定住したが、
その後、カリブと呼ばれる別のアメリカ先住民が進出してきた。

ヨーロッパ人による島の「発見」の歴史的経緯ははっきりとしていないが、
1500年頃にスペイン人の探検家 フアン・デ・ラ・コーサによって発見されたのではないかと考えられている。

ヨーロッパ人による定住はフランスが最初で、約100年間ほどフランスが島を統括していた。
現地語のクレオール語がフランス語を語源とするのは、ここに由来する。

1502年 コロンブスによって発見される
1814年 イギリスの植民地に
1967年 自治権を獲得
1979年2月 イギリスより独立






カストリーズ(Castries)は西インド諸島にあるセントルシアの首都である。
2006年の人口は12,904人。この都市は1650年にフランスによって建設され、
当時はカルナジュ(安全な停泊地の意)と呼ばれた。

カストリーズと改称されたのは1756年のことで、
フランスのシャルル・ウジェーヌ・ガブリエル・ド・ラ・クロワ・ド・カストリー元帥にちなんだ。
1651年に建設された当時の開拓地は現在のフェリーターミナルから見て港の向かい側にあるビジーという場所にあったが、
1780年にハリケーンで甚大な被害を受け見捨てられた。

カストリーズには1796年と1813年、そして1948年6月19日に大火災が起き、
とりわけ1948年の火災は最も深刻な被害をもたらした。火災が起きるたび市街は復興した。