国名 セントビンセント及びグレナディーン諸島            
英語 Saint Vincent and the Grenadines  
首都 キングスタウン(Kingstown)  
独立年 1979年10月(イギリス)  
主要言語 英語  
面積 389km2  
人口 10万2089人(2017年推計)  
通貨単位 ECドル  
宗教 プロテスタント47%、カトリック9%  
主要産業 バナナ、ココナッツ、観光  




地理

小アンティル諸島のうちウィンドワード諸島南部の火山島、セントビンセント島と
その南につらなる600余りの島嶼群グレナディーン諸島からなる。

ビンセント島は火山活動が活発で、1902 年スフリエール山の爆発では2000人の死者を出している。

熱帯海洋性気候で、北東貿易風により1年中快適な気候。
年間降水量は平地で1500mm、山間部で3800mm程度。特に6〜10月に多量の雨が降る。

かつてはサトウキビが栽培されていたこともあるが、現在ではバナナ、ナツメグ、クズウコン(アロールート)
などを栽培する。目立った地下資源はなく、工業も小規模。観光産業が成長している。






歴史

1498年 コロンブスによって発見される
1783年 イギリス領となる
1969年 自治権を獲得
1979年10月 イギリスより独立






キングスタウン(Kingstown)は、人口15,900人(1999年現在)のセントビンセント・グレナディーンの首都
及びセントジョージ行政教区の区都であり、主要な港がある。主な産業は観光と農業である。


セントビンセント島(Saint Vincent)は、カリブ海のウィンドワード諸島にある肥沃な火山島。
面積は344km2、人口約11万人。最高峰は標高1234mのスフリエール山。

セントビンセント島の海岸は黒色の浜辺がほとんどで、良質の海綿の産地である。
1498年にコロンブスが望見、1667年以来、イギリスがしばしば領有し、1763年のパリ条約でイギリスの植民地として確定した。
1979年にグレナディーン諸島と共にセントビンセント・グレナディーンとして、イギリスから独立。首都キングスタウンがある。


グレナディーン諸島(Grenadines)カリブ海のウィンドワード諸島を構成する諸島。
平坦な島々で、大部分がサンゴ礁から成っている。
グレナディーン諸島の一部からは独立を求める声がある。

観光産業が盛んで、マスティク島やユニオン島などは国際的なジェット族の遊興地として知られているが、
特にマスティク島は、ミック・ジャガーやイギリスのマーガレット王女など著名人が建てた別荘があり、よく訪れるという。