国名 トリニダード・トバゴ共和国            
英語 Republic of Trinidad and Tobago  
首都 ポートオブスペイン(Port of Spain)  
独立年 1962年8月(イギリス)  
主要言語 英語  
面積 5128km2  
人口 121万8208人(2017年推計)  
通貨単位 トリニダード・トバゴ・ドル  
宗教 カトリック26%、プロテスタント25%、ヒンドゥー教23%  
主要産業 石油、天然ガス、カカオ




地理

西インド諸島南東端に位置し、トリニダード島とトバゴ島からなる。
トリニダード島は地形的にはむしろ南米大陸の延長で火山島ではない。

北部に東西に最高峰 940mの山脈が走り、中部と南部にも低平な山脈が走る。
熱帯海洋性であるが北東貿易風の影響でしのぎやすい。

7〜12 月が雨季で激しいスコールに見舞われる。トリニダード島では比較的日較差が大きい。
農業では、サトウキビ、コーヒー、カカオなど商品作物の生産が多い。

地下資源では、石炭、鉄なども産するが、最大の資源は石油と天然ガスで、関連製品も含めると輸出の6割ほどに達する。

工業では食品加工と石油精製がおこなわれていたが、価格が不安定であることから多角化が図られ、
1980年代からは、鉄鋼、石油化学製品、電子機器なども生産されるようになった。




歴史

1498年 コロンブスによって発見され、スペイン領に
1802年 トリニダード島がイギリス領となる
1814年 トバゴ島がイギリス領となる
1962年8月 イギリス連邦内の一員として独立
1976年 共和制に移行






ポートオブスペイン(Port of Spain)は、トリニダード島北部に位置する都市で
トリニダード・トバゴの首都であると同時に、国内最小の面積を持つ都市である。
島の西岸に面し、パリア湾に面している。


トリニダード島(Trinidad)は、カリブ海にある島国トリニダード・トバゴを形成する23の島の主島である。
最初は南米由来のインディオが住んでいたが、この島を訪れた最初のヨーロッパ人はコロンブス一行で、
1498年の第3回航海の時のことである。
当初はスペインの植民地だったがフランス、オランダ、イギリスも入植しはじめた。


トバゴ島(Tobago)は、カリブ海は小アンティル諸島のウィンドワード諸島にある、
トリニダード島の北東の約34kmに位置する島で、トリニダード島と共にトリニダード・トバゴ共和国を結成している。

長細い山がちな火山島で島の中心から山脈があり、最高地点はピジョン・ピーク(576m)である。
海岸はサンゴ礁に取り囲まれており、ヤシの木が立ち並ぶ美しい海岸である。

セント・ジルズ島とリトル・トバゴ島の小島がトバゴ島の近くにあり、リトル・トバゴ島では
1909年にニューギニア島から持ち込まれたゴクラクチョウが繁殖している。