国名 | ベネズエラ・ボリバル共和国 | ![]() |
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英語 | Bolivarian Republic of Venezuela | ||||
首都 | カラカス(Caracas) | ||||
独立年 | |||||
主要言語 | スペイン語 | ||||
面積 | 91万2050km2 | ||||
人口 | 3130万4016人(2017年推計) | ||||
通貨単位 | ボリバル・フエルテ | ||||
宗教 | カトリック90% | ||||
主要産業 | 石油、天然ガス、鉄鉱石 |
地理
南米大陸北端に位置する本土と、カリブ海上の200余りの小島からなる。
西部には4000m級のアンデス山脈の支脈が縦断し、
西端にはマラカイボ湖を中心とした低湿地がある。
北部はベネズエラ高原、中部はオリノコ川流域のリャノとよばれる大平原、
南東部は標高3000mを越えるギアナ高地が占める。
中央平原は熱帯雨林気候で、5月〜9月が雨季、12〜4月は乾季となる。
北部の海岸地帯は亜熱帯の乾燥気候、ギアナ高地は亜熱帯の多雨地帯である。
山岳地帯には冷涼な山岳気候がみられる。
首都カラカス 21℃(1月) 23℃(7月)
年平均気温23℃ 年降水量574mm
農業ではサトウキビ、綿花、コーヒー、サトウキビなどの栽培と、
牛の放牧がおこなわれる。
国土は広大であるが熱帯雨林はあまり開発されておらず規模は大きくない。
このため穀物など食料の一部を輸入している。
漁業が盛んで、エビ、マグロなどが水揚げされる。
地下資源では石油と天然ガスが豊富。
中南米最大の産油国で石油輸出国機構(OPEC)に加盟、輸出の8割を石油と石油製品が占める。
1976年石油産業は国有化された。ほかに鉄、ボーキサイト、金などの鉱物資源を産する。
住民の 60%以上は混血のメスティーソが占める。白人は約 20%で、
純粋なインディオはきわめて少ない。公用語はスペイン語。
国教は定められていないが、大多数はキリスト教のカトリック。
首都カラカスは、標高 960mの高原に開けた近代都市。
1910年から開発が始まった石油の恩恵で、南米ではいち早く発展を遂げた。
ベネズエラの教育、文化の中心地でもあり、市内にはベネズエラ中央大学 (1721) を
はじめとする高等教育機関、図書館、博物館、劇場などがある。
人口 298万5000(2007年推計)
歴史
1498年、コロンブスがベネズエラ東部に到達。翌年 スペイン領となり各地に植民地が建設された。
1811年、共和国として独立を図ったが失敗。
1819年、コロンビア、エクアドルとともに大コロンビア共和国を形成し、スペインから独立。
1830年、大コロンビア共和国から分離、独立を達成した。
1498年 | コロンブスが上陸 |
1499年 | スペイン領になる |
1819年 | 大コロンビア共和国としてスペインから独立 |
1830年 | 大コロンビア共和国から分離、ベネズエラ共和国として独立 |
1999年12月 | 新憲法を制定し、国名をベネズエラ・ボリバル共和国に改称 |
ロライマ山 (Mount Roraima)
ギアナ高地の三つの国境にまたがるテーブルマウンテン。
カナイマ国立公園内に位置し、標高 2,810 メートル。
ロライマは先住民の言葉で偉大という意味。
約16億年前、巨大な湖の底にあった硬い岩盤が隆起し、
長い年月の浸食を経てテーブル状の山ができたという。
サバンナの真中に、1,000 メートル近く切り立った壁は、
遠くから見ると、陸に浮かぶ軍艦にも形容される。
かつてコナン・ドイルが古代恐竜が今も生息するという
SF小説「失われた世界」の舞台となった場所でもある。
アクセスは、首都カラカスの空港からシウダード・グアヤナ(プエルト・オルダス空港)まで1時間。
シウダード・グアヤナからカナイマ国立公園(カナイマ空港)まで1時間。
現地では長時間の山歩きとなるため、ツアーに参加するのがおすすめだ。
(Mount Roraima, Troncal 10, Canaima National Park 8001 Venezuela)