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万里の長城

西は甘粛省の嘉峪関から東は渤海湾に臨む河北省山海関まで、総延長約1万2000kmに及ぶ長大な城壁である。

現在の中国の行政区でいえば、河北省、北京市、山西省、陝西省、内モンゴル自治区、寧夏回族自治区、甘粛省など
長城の遺構(城壁やのろし台など)を含めると、15の省・市・自治区にまたがっている。

地形の起伏を縫って続く長城の景観は世界的に有名。
万里の長城は約2000年の間の歴代の王朝が整備してきた城壁で、明の時代にほぼ現在の形になった。

一般に、長城建設は秦の始皇帝の事業であるとされているが、その歴史はさらにさかのぼり、秦による統一以前の春秋時代にも、
趙などの北方の国が異民族の侵入に備えるため長城の建設に取り組んでいた。

ただし、現存する長城の大部分は明の時代に築かれたものである。
その壮大なスケールから、「月から見える唯一の人工の構造物」 といわれてきた。

2004年に中国科学院によりこれを否定する見解が出されたものの、その後国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士が
一般のカメラによる宇宙からの長城の撮影に成功している。なお、英名はThe Great Wall。