オサヴリオ~愛は待ってくれない~

モーニング娘。の2代目リーダー、飯田圭織の初ソロ・アルバム。
本作では往年のフレンチ・ポップス、イタリアン・ポップス、ギリシアの名曲をカバー。

古き良きヨーロッパの情景を彷彿とさせる気品のある爽やかなボーカルを披露しています。
これから夏に向かってのリゾート・ミュージックに、ドライブのBGMにもおすすめですね。



1曲目: 「オサヴリオ」
ギリシアの歌手、ナナ・ムスクーリの哀愁感漂うバラード曲(1967年)
「オサヴリオ」 は 「明日まで」 (As Tomorrow) の意。
飯田圭織は情感豊かにしっとりと歌いあげています。


2曲目: 「シェルブールの雨傘」
第17回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞したフランス映画テーマ曲(1964年)
甘く切なく語りかけるような歌唱に癒されます。


3曲目: 「イパネマの娘」 (Garota de Ipanema)
海岸を歩き去る少女への届かぬ想いを叙情的に歌ったボサノバの名曲(1962年)


         


Olha que coisa mais linda  Mais cheia de graça  É ela menina  Que vem e que passa
Num doce balanço  A caminho do mar

彼女をごらん 神の与えたもうた あの美しさ 愛くるしさ
ゆっくりと まるで詩のような 優美な足取りで 海辺を歩いてゆく イパネマの太陽に祝福されて

Moça do corpo dourado  Do sol de lpanema  O seu balançado é mais que um poema
É a coisa mais linda que eu já vi passar

黄金色の娘の身体 そのゆらめきは 一編の詩にもまさる見事さ
それは 今まで見たなかでも もっとも美しいもの

Ah, por que estou tão sozinho?  Ah, por que tudo é tão triste? 
Ah, a beleza que existe  A beleza que não é só minha  Que também passa sozinha

ああ 私はこんなにも孤独で こんなにも悲しい
目の前に存在する美は ただ通り過ぎていってしまうものだからだ

Ah, se ela soubesse  Que quando ela passa  O mundo inteirinho se enche de graça
E fica mais lindo  Por causa do amor

ああ 彼女は知っているのだろうか 彼女が通り過ぎるとき みなが微笑み 
恵まれた気持ちに満たされることを そしてそれが愛のゆえだということを



6曲目: 「ダウン・タウン」
イギリスの歌手、ペトゥラ・クラークのヒット曲(1964年)
原曲は英語ですがフランス語でカバー。軽やかでキュートなポップ・チューン。


10曲目: 「バラ色の人生」
エディット・ピアフで知られるシャンソンの名曲(1946年)
心に染みるメロディを情感込めて優しく歌い上げています。




01. オサヴリオ~愛は待ってくれない~
作詞:Eleni Zioga 作曲:Evanthia Reboutsika 編曲:前野知常
02. シェルブールの雨傘
作詞:Jacques DEMY 作曲:Michel LEGRAND 編曲:前野知常
03. イパネマの娘
作詞:Vinicius De Moraes   作曲:Antonio Carlos Jobin   編曲:前野知常
04. 無造作紳士
作詞:Serge Gainsbourg 作曲:Serge Gainsbourg 編曲:前野知常
05. エヘ ヤ~さようなら~
作詞:Eleni Zioga 作曲:Evanthia Reboutsika 編曲:前野知常
06. ダウン・タウン
作詞:Tony Hotch 作曲:Tony Hotch 編曲:前野知常
07. アモーレ・スクーザミ
作詞:Vito PALLAVINCINI 作曲:Gino MESCOLI 編曲:前野知常
08. 素敵な王子様
作詞:Maurice Vidalin 作曲:Jacwues Datin 編曲:前野知常
09. 乙女の涙
作詞:Roger Dumas 作曲:Jean-Jacques Debout 編曲:前野知常
10. バラ色の人生
作詞:Edith Piaf 作曲:Louiguy 編曲:前野知常