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DHCP dynamic host configuration protocol
ネットワーク上のパソコンに自動的にIPアドレスを割り当てる機能。
最近、家庭にも普及してきているブロードバンド・ルーターやダイヤルアップ・ルーターには、DHCP機能が付いていて、接続するパソコンに対して自動的にIPアドレスを割り当てます。
この機能のおかげで、パソコン側でのネットワークの設定が簡単になり、IPアドレスを特別意識せずにインターネットが利用できます。


DHCPサーバ  Dynamic Host Configuration Protocol Server アクセスサーバ
各家庭のパソコンにグローバルIPアドレスを貸し出す役割をしている機能のこと。
貸し出されたグローバルIPアドレスが、そのパソコンのグローバルIPアドレスとなり、インターネット上の住所を得ることになります。
現在のIPアドレスは、世界中で最高43億弱しか定義できず、インターネットの急速な普及によりアドレス数が枯渇状態にあります。
そのため、1団体に与えられるIPアドレス数が厳しく制限されていています。
大学などの学内LANのユーザは学生も入れると大変な数になり、1人1人にIPアドレスを与えることは困難です。
しかし、ユーザ全員が一時期に同時に接続している状態などは考えにくく、何割かの人間が常に入れ替わり立ち代わりに接続しているのが現状でしょう。
ですから、接続してくる順にIPアドレスを与えていき、接続を切断したユーザのIPアドレスは返してもらって、次に接続してくるユーザに廻すという方法とれば、同時に接続する可能性がある分だけIP接続を持っていれば事足ります。
このようなIPアドレスの自動配分サービスを行うのがDHCPサーバです。
これと、同じようにプロバイダも電話をかけてくるユーザに順にIPアドレスを与えています。
LANではなく、電話回線でこのようなDHCPと同じような働きをするための仕組みをPPP(ピーピーピー Point-to-Point Protocol)と呼び、アクセスサーバ(プロバイダ側のダイアルアップ接続機器)がそのサービスを行います。


DHCPクライアント Dynamic Host Configuration Protocol Cliant
DHCPサーバ機能が割り当てたグローバルIPアドレスを受け取る機能のこと。
インターネットに接続要求を出した家庭にあるパソコンには、ブロバイダのDHCPサーバ機能が自動的に割り当てたグローバルIPアドレスを受け取る機能が搭載されています。


Direct X ダイレクト X
Microsoft社がWindowsのマルチメディア機能を強化するために提供しているAPI (インターフェース) の総称。
グラフィックス用(Dired3D、DiredDraw)、音楽用(Dired sound、DiredMusic)、ゲーム用(Direct Play)など用途別にAPIが用意されていて、特に3次元グラフィックスや音声を多用したゲームでよく利用されています。


dll  ダイナミックリンクライブラリ (Dynamic Link Library)
いろいろなソフトが共通に使う機能を集めて、独立したファイルにしたもの。
「.dll」という拡張子が付いています。
ソフトが動作するとき、必要に応じてそのファイルを読み込んで利用します。
そのためDLLはどんなソフトが使用しているかわかりづらく、不用意に削除すると、ソフトの動作に影響する場合があります。
「新しいソフトをインストールしたら、今まで動いていたソフトが動かなくなった」という場合、インストールによってDLLファイルが新しいDLLファイルと置き換わった可能性があります。


DMA direct memory access
データ転送方法の一つ。
CPUを経由せずに周辺装置とメモリー間でデータをやり取りする技術。
CPUの負荷を減らすため、システム全体の高速化が図れる。
現在、ほとんどのパソコンに内臓されているハードディスクとメモリ間のデータ転送に使われています。


DMZ機能  DeMilitarized Zone   非武装地帯
(1)ファイアウオールを使って、インターネットに公開する部分と、内部のネットワークとを切り分けた際に、公開する領域のことをDMZと呼びます。
インターネットに公開するWebサーバーやメールサーバーなどを内部のネットワーク内に設置しておくと、こうしたサーバーに不正にアクセスされた場合、内部のネットワークまで被害が及びやすくなります。
こうしたことを防ぐため、DMZを作って、ここにWebサーバーやメールサーバーなどを設置することで、不正なアクセスが内部のネットワークまで達することを防ぐようにします。

(2)WAN側で受信されたパケットのうち、転送先が確定できないパケットを全て特定のPCに転送するルータの機能。
DMZが必要になる例としては、マイクロソフトのNetMeetingなどのメッセンジャーソフトが挙げられます。
NetMeetingは広い範囲で動的にポートを変えながら通信を行うため、ポートを静的に決めるポートフォワーディングでは対応できません。
しかしDMZで転送先に設定されたPCなら、通信可能です。
転送先PCは1つに限られるので、DMZを利用できるのは1台のPCだけです。
最近では個人ユーザー向けのブロードバンドルータにもDMZを使えるものが多くなっています。
ブロードバンドルータは割り振られたグローバルアドレスをプライベートアドレスに変換して、接続しているPCに振り分けますが、PCに直接グローバルアドレスが割り当てられていないと遊べないネットワークゲームなどもあります。
このため、ゲーム用のPCのプライベートアドレスにDMZを設定し、ほぼすべてのパケットをこのPCに通すことでゲーム利用を可能にした場合、このゲーム用のパソコンは外部から不正なアクセスを受けやすくなりますので、パケットフィルタリングなどのセキュリティ対策が必要になります。


DNSサーバ  Domain Name System Server
IPアドレスは、コンピュータに付けられる番地です。
我々の実生活の例で言うと、個人(または団体)が所有している電話番号のようなもので、「202.213.128.2」のようにピリオドで区切られた数字で表されます。
ある人(団体)に電話をかける時には、電話番号をダイヤル(プッシュ)しないといけません。
しかし、携帯電話などのように電話帳機能を使うと、電話番号を見ることなしに「○○さん」に電話するというように相手の名前で電話をかけられるようになっています。
また、逆に「03-1234-5678」から電話がかかってくると、携帯電話には電話番号でなく「○○さん」から着信などと表示されるようになっています。
これは、「○○さん」の電話番号は「03-1234-5678」だというように機械が対照表を参照して変換してくれているからです。
IPアドレスも電話番号のように数字の羅列なので、人間には覚えにくいため、「www.asahi-net.or.jp」のようなドメイン名で指定すると、「202.213.128.2」というIPアドレスに変換してコンピュータにアクセスするような仕組みを用いるのが一般的になっています。
このようなサービスを行うのが、DNSサーバです。
DNSでドメイン名からIPアドレスを得る方法を「正引き」、反対にIPアドレスからドメイン名を得る方法を「逆引き」と呼びます。

doc
ドキュメントファイル。Microsoft Office Word で使用されます。

docx
ドキュメントファイル。Microsoft Office Word 2007 以降で使用されます。Microsoft Office Word 2003 以前と互換性がありません。

DOS/V機 ドスブイ 
AT互換機。IBM社のIBM PC/ATという製品シリーズと互換性のあるパソコン。


DSU Digital Service Unit 回線終端装置
ISDNデジタル回線にパソコンなどの端末装置を接続するための装置。
最大で8台までの電話機やターミナルアダプタなどの機器を接続することができます。
DSUにはさらに、ターミナルアダプタ(TA)装置を接続します。
これはISDN回線に電話やFAXを接続するときに必要になります。
電話やFAXの音声はアナログデータのため、TAがデジタルに変換しなくてはならないからです。
最近のほとんどのTAはDSUを内蔵しているので、DSUを単独で購入する必要はありません。

DTP desktop publishing
パソコンで出版物のデザインやレイアウトを行うこと。
そのためのソフトをDTPソフトといい、「PageMaker」などが有名です。